オートサロン
更新日:2022.12.20 / 掲載日:2020.01.11
【東京オートサロン2020】チューニング・カスタムカーを紹介 中ホール編
文と写真●大音安弘
幕張メッセの広大な展示スペースを埋め尽くす、個性豊かなカスタマイズカーたち。世界も注目する日本最大規模のカスタマイズカーイベントだけに、日本各地から集結するカスタマーたちもプライドを掛けて、新しいクルマの楽しみ方の様々な提案を行っている。今回は、中央ホール内で見逃しては勿体ないカスタムカーをピックアップ!
人気再加熱中スープラの新しいカタチ【福島県理工専門学校】
スープラ
福島県三春町にある自動車整備専門学校の生徒たちによる作品は、EVコンバートだ。ベースにしたのは、新型の登場で、再注目されているA70スープラだ。グリーパールのボディに組み合わされるワーク製の18インチアルミホイール。車内を覗けば、バケットシートにMOMOステアリングが装着されていることが分かる。その姿は、走り屋仕様そのものだが、そのエンジンルームはスッカスカ。底の方に、モーターユニットなどの電動パワートレインが収められている。ユニークなのは、エアサスが組み込まれていること。部品がなくなっても、古いクルマに乗り続ける。そんな決意も感じられるカスタムカーであった。
クラシックカー風のクルマの中身は?【Nouvelle Female】
スーパー7
オリジナルカーを製作している「Nouvelle Female」による作品。1930年代のオープンスポーツカーを彷彿させるスタイルを持つ。その中身は、なんとケーターハム・スーパー7だそう。中身は、スーパー7のままなので、公道走行も可能。街中に繰り出せば、周囲の視線をくぎ付けにすること間違いないだ。
ジムニーじゃないのに、しっかりジムニー?【NATS日本自動車大学校】
ラパン
千葉県成田市の自動車整備専門学校のカスタマイズ科の生徒による作品である「NATSイージーキャンパー」。見た目は、ジムニーの車高を下げたモデルに見えるが、中身は、意外にも「ラパン」だ。ご丁寧に、電動ウィンチまで備える。後部はトラック化されており、開閉可能なルーフが備わる。足まわりはエアサスペンションに換装されているそうだ。いい意味で裏切られたと思わせてくれる若者の自由な発想が生み出した一台だ。
バモスがお洒落なビーチカーに!【フォレスト・オート・ファクトリー】
バモス
ユニークだが、泥臭いイメージの強いバモス・ホンダをお洒落なビーチカーに変身。ポップなカラーリングは、FIATジョリーやシトロエン・メアリなどを1960年から80年代に活躍した欧州のビートカーともイメージが重なる。クリーム色の明るいシートとヨットのデッキを彷彿させる荷台のウッドパネルとのコンビネーションも美しい。世界で最も美しいバモス・ホンダかもしれない。基本的な部分は、ノーマルのままなので、公道走行も可能。但し、非売品とのことだ。
驚きのグラインダータトゥー!【ROHAN】
チャージャー
独自のペイントと塗装面の彫り物が生み出す華やかなカスタムカー。手掛けるのは、奈良県のペイントショップ「ROHAN」だ。まるで車体をキャンバスのように使い、特殊グラインダーで描かれた彫刻は、まさに動くアートだ。異なる仕様に仕上げられた、2台のダッチ・チャージャーを見比べるのも面白いだろう。
チャージャー