新型車比較・ライバル車対決
更新日:2019.02.12 / 掲載日:2019.02.12
【SUZUKI クロスビー】厳選オススメモデルはこれだ!【PICK UP6】
SUZUKI クロスビー
●価格帯:176万5800~214万5960円
絶対的な速さは無いが 高速時の扱いやすさも美点
デュアルセンサーサポートは下位グレードにも設定が可能。安全&運転支援装備が充実することも美点。ACCとLKAは備わっていないが、それ以外の機能はスズキの最新仕様が注がれる。
1Lというと動力性能に不安を感じるかもしれないが、トルクフルなターボと歯切れのいい6速ATのおかげで高速巡航時のゆとりも十分。フットワークはSUVとしては柔らかめだが、粘り腰の操安性を持つことあり、高速時も安定した走りを披露する。
ユニークなエクステリア意匠に合わせて、オプションで選べる装備も豊富。
自分だけのオリジナルが簡単に作れることも、手堅い人気を集めている理由だ。
見た目に騙されるなかれ 実用車としても優秀
遊びゴコロ溢れる内外装の意匠のせいで、キャラ優先と感じてしまうかもしれないが、その本質はタウン&レジャー用途に適した実用系スモールSUVだ。
1L直噴ターボ+マイルドハイブリッドのパワートレーンは、高速巡航でも扱いやすく、長距離走行向けとは言えないまでも、十分な性能を持つ。ただ、4WDシステムはビスカス方式のため、悪路向けの制御モードを備えているものの、ハードな用途には不向きだ。
最大の長所は巧みなキャビンユーティリティ設計。ハイト系に準じたパッケージングのおかげもあって、ゆとりある室内空間が確保される。荷室は車格相応の広さだが、スライド&格納機能など、多彩なシートアレンジも可能だ。
ライバルモデルも見逃せない SUZUKI ジムニーシエラ
●価格帯:176万400円~201万9600円
ガチのライバルではないが 価格帯はかなり近い
ラダーフレームに前後リジッドサスのシャシーを見れば一目瞭然。シエラは本気のオフローダーである。悪路踏破性は段違いだが、キャビンの実用性は、クロスビーには到底歯が立たない。スズキは「ちょっとアウトドア」と「クロカンマニア」で、スモールSUVの両極を担っているのだ。
クロスビーのオススメグレードは? ハイブリッドMZ(4WD)
安全&運転支援装備を揃えた時点で価格差は10万円ほど。ならば上級設定のMZのほうが満足感は高い。悩み所は駆動方式。未舗装路はFFで問題ないが、アウトドアレジャーを視野に入れるなら、やはり4WDを選びたい。