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更新日:2018.12.07 / 掲載日:2018.12.07

第39回 2018-2019 日本カー・オブ・ザ・イヤーが決定

 2018年12月7日(金)、2018-2019 日本カー・オブ・ザ・イヤーの最終選考結果が東京国際交流館で発表され、表彰式が行われました。
 栄えある「日本カー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたのは、ボルボ XC40でした。そのほかの部門賞を含めた結果は以下のとおりです。なお、「日本カー・オブ・ザ・イヤー」に輸入車が選出されたため、「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」は受賞車なしとなりました。

2018-2019 日本カー・オブ・ザ・イヤー
受賞車:ボルボ XC40

イノベーション部門賞
受賞車:ホンダ クラリティ PHEV

エモーショナル部門賞
受賞車:BMW X2

スモールモビリティ部門賞
受賞車:ダイハツ ミラ トコット

日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会特別賞
受賞:TOYOTA GAZOO Racing
受賞:HONDA N-VAN

2018-2019 日本カー・オブ・ザ・イヤー

受賞車:ボルボ XC40

都市型のライフスタイルにマッチする、ボルボ初のコンパクトSUV「XC40」。新型XC40では燃費効率とパフォーマンスを両立する新世代パワートレイン(Drive-E)として、出力の異なる「T4」「T5」2種類の2L 4気筒直噴ターボエンジンを搭載。「T4」エンジン搭載車は、「T4」、「T4 モーメンタム」、「T4 AWD モーメンタム」、「T4 AWD Rデザイン」、「T4 AWD インスクリプション」、「T5」エンジン搭載車は、「T5 AWD Rデザイン」、「T5 AWD インスクリプション」を設定。トランスミッションは、8速ギアトロニック付オートマチック・トランスミッションを採用し、駆動方式は「T4」、「T4 モーメンタム」はFF、その他は電子制御AWDシステムを搭載。エクステリアは高い地上高と大径アルミホイールがもたらす、力強いプロポーションにより、コンパクトながらSUVらしい存在感を表現。フロントデザインは、T字形LEDヘッドライトを採用すると共に、力強く張り出したフロントグリル、立体的な造形のフロントバンパーを採用。またリヤは、ボディサイドに回り込むL字型のLEDテールライトでワイドさを強調すると同時に、大きく張り出したルーフエンドスポイラーでスポーティーさを演出。インテリアでは、フレームレスタイプのルームミラーや、ダッシュボードのデコレーション・パネルを照らすLEDライトを加えることで、特別な空間を演出。グローブボックスにバッグが掛けられるリトラクタブルフックの追加、、スマートフォンを置くだけで充電できる「ワイヤレス・スマートフォン・チャージ」を採用。安全装備は、最新のテクノロジーを活用し、90シリーズやXC60とほぼ同等となる16種類以上の先進安全・運転支援技術「インテリセーフ」を標準装備。新機能として駐車スペースから後退して出庫する際、リヤバンパーに内蔵されたミリ波レーダーによって接近する車両を検知し、警告音でドライバーに知らせるとともに、必要に応じてオートブレーキを作動させ、衝突の回避または衝突被害の軽減を図る「オートブレーキ機能付CTA(クロス・トラフィック・アラート)」を搭載した。右ハンドルのみの設定。(欧州参考値を含む)

ボルボ XC40のカタログ情報はこちら

イノベーション部門賞

受賞車:ホンダ クラリティ PHEV

高い環境性能に加え、力強いEV走行性能、大人5人がゆったり座れる上質な居住空間や広い荷室スペースといった、上級セダンとしての魅力を兼ね備えたプラグインハイブリッドモデル「クラリティPHEV(CLARITY PHEV)」。直列4気筒1.5Lアトキンソンサイクルエンジンと2モーターハイブリッドシステムをHonda初の組み合わせで採用した「EX」を設定。最高出力135kW(184馬力)・最大トルク315N・m(32.1kgf・m)のモーター出力による力強い走りと、EV走行距離(充電電力使用時走行距離)114.6km(JC08モードでの数値)を実現。総電力量17.0kWhを備えた高容量・高出力バッテリーと高圧デバイスを一体化したインテリジェントパワーユニット(IPU)を薄型化して床下に配置し、ハーネスや12V DC‐DCコンバーターをセンタートンネル部に格納することで、広い室内空間と低全高セダンフォルムを実現。また、高効率な走行を実現する3つのドライブモード「EVドライブモード」「ハイブリッドドライブモード」「エンジンドライブモード」を搭載。EV走行を中心に、バッテリーの充電状態や走行の状況に応じて常に最適なモードを自動的に選択し、シームレスに切り替える。充電システムには、普通充電ポートに加え、急速充電(国際標準規格「CHAdeMO」に対応)・外部給電ポートを標準装備。対応する外部給電器を接続することにより、外部機器への電力供給(最大供給電力3kW)も可能。スマートフォンで専用アプリケーション「Honda Remote App」を使用することにより、航続可能距離や高電圧バッテリー残量、車内温度の車両情報をスマートフォンで取得できるほか、タイマー充電設定や充電用リッドのオープン、エアコンのオン/オフ操作や出発時間に合わせたタイマー設定が遠隔で可能です。安全装備では、衝突軽減ブレーキ(CMBS)、歩行者事故低減ステアリング、誤発進抑制機能、路外逸脱抑制機能、標識認識機能、LKAS(車線維持支援システム)、先行車発進お知らせ機能、渋滞追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)を含む先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備。ボディカラーは、「コバルトブルー・パール」を含む全6色を用意。

ホンダ クラリティ PHEVのカタログ情報はこちら

エモーショナル部門賞

受賞車:BMW X2

BMW Xモデルらしいオフロード走行と顧客の創造性を駆り立てる都会的な存在感を併せ持つSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)である新型「X2(エックス・ツー)」。ラインアップは、1.5L 直列3気筒DOHCエンジン搭載、最高出力103kW(140馬力)/4,600rpmを発生し、7速DCT(ダブル・クラッチ・トランスミッション)を組み合わせる「sDrive 18i」、「sDrive 18i MスポーツX」、2L 直列4気筒DOHCエンジン搭載、最高出力141kW(192馬力)/5,000rpmを発生し8速オートマチックトランスミッションを組合わせる「xDrive 20i」、「xDrive 20i MスポーツX」を設定。外装のキドニーグリルは、下部の幅を広げた他には無いデザインとなっており、大型エア・インテークと共に低重心かつワイドな印象を演出。ルーフ・ラインは、従来のクーペ・スタイルに固執すること無く、BMW Xモデルらしい強固な印象を残すやや無骨な形状とすることで、躍動感を表現した。そして、BMWの特徴でもあるホフマイスター・キンクをCピラーに組み込むことで、ボディ後方まで窓の下部がせり立つラインを取り入れ、シャープで挑戦的なデザインへの拘りを表現している。Cピラーには、歴代BMWクーペの名車を彷彿とさせるBMWブランド・ロゴをあしらった。内装は、BMWならではのドライバーを中心においたコンセプトとモデルの個性を調和させ、低重心のドライバー・シート・ポジションが設定され、スポーティな印象を強調している。また、モデル全体にフラットな造形が採用されているため、広々とした室内空間を実現した。安全装備では、衝突回避・被害軽減ブレーキを含むドライビング・アシスト、スマートフォンとの連動を実現したBMWコネクテッド・ドライブを全車標準装備。エクストリーム・スポーツからインスピレーションを受けた「MスポーツX」モデルは、オフ・ロード・キャラクターが強調されたデザインで、フローズン・グレーのシャープかつ洗練されたアクセントがちりばめられた専用装備などにより、個性をより強調したデザインとなっている。右ハンドルのみの設定。

BMW X2のカタログ情報はこちら

スモールモビリティ部門賞

受賞車:ダイハツ ミラ トコット

「誰でもやさしく乗れる、エフォートレスなクルマ」をコンセプトに、安全・安心を追求し、誰でも扱いやすいコンパクトなサイズ感を実現した「ミラトコット(TOCOT)」。ラインアップは、衝突回避支援システム「スマートアシストIII」を採用した「G SAIII」、「X SAIII」、「L SAIII」、Bi‐Angle LEDヘッドランプなどを装備した「L」を設定。それぞれに2WDと4WDを用意し、29.8km/L(2WD車)の低燃費を実現した。エクステリアは、スクエアなボディと水平基調のインストルメントパネルで、フードの先端が見やすく車両感覚がつかみやすい造形を実現。フロントピラーは角度を立て、ドアミラーをドアパネルに取り付けることで死角が少なく、広い視界を確保。居心地のよさにこだわったインテリアは、シート背もたれ部は明るいベージュ、乗り降りの際に触れることがあるシート座面は茶色を配色した2色のコンビネーションカラーフルファブリックシートを採用。明るい印象とともに汚れが目立ちにくい配慮で、日常での使いやすさを実現した。また、軽自動車で初めてパノラマモニターとコーナーセンサーをダブルで設定。駐車時やすれ違い時に車両周辺を視覚と聴覚でサポート。安全装備は、誤発進抑制制御機能(前方)用のソナーセンサーをフロントに2個追加し、信頼性を向上。さらに、SRSサイドエアバッグ(運転席/助手席)とSRSカーテンシールドエアバッグ(前/後席)を軽自動車として初めて全車標準装備した。また、シンプルなベース車両に対し、個性を際立たせる3種類のアナザースタイルパッケージを設定。ボディカラーは、「セラミックグリーンメタリック」を含む全8色を用意。

ダイハツ トコットのカタログ情報はこちら

日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会特別賞

受賞:TOYOTA GAZOO Racing
ル・マン24時間レース 初優勝

受賞:HONDA N-VAN
商用車ながら軽自動車の世界を大きく広げたモデル

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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