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更新日:2018.12.22 / 掲載日:2018.11.28

車を見張る「オービス」とは?種類や仕組み・おすすめレーダー探知機アプリも紹介

高速道路の写真

オービスとは「自動速度取締装置」のことで、24時間無人でスピード違反車両を見張っています。さまざまな種類がありますが、瞬時に撮影することで車と運転者を割り出し、後日検挙される仕組みとなっています。今回は、オービスの特徴や種類、そしてレーダー探知機として使えるスマートフォンアプリをまとめてご紹介します。ぜひ、安全運転の参考にしてみてくだい。

スピード違反者を検知する「オービス」の仕組みとは?

まずは、オービスの特徴と仕組みをご紹介します。

オービスは自動で速度を取締まる装置のこと

オービスとは、「自動速度取締装置」のことです。通行する車の速度を自動で測定し、24時間スピード違反者がいないかを監視しています。
万が一、スピード違反者がいた場合には、瞬時にナンバープレートと運転者の顔写真を撮影して取り締まる仕組みになっています。
オービスが反応したときには時間帯問わず「ピカッ」と光るため、撮影された本人が気付くことも多いのです。

一発免停の速度から取り締まる

オービスは一発免許停止(免停)の速度から取り締まります。一発免停の速度とは、一般道では指定速度の30キロ以上、高速道路は40キロ以上と定められています。
大幅なスピード違反となり、万が一事故が起きた時にとても危険だからこそ、24時間監視をして危険運転を取り締まっているのです。

オービスが光るとどうなる?

オービスが光ると、早くて2~3日、遅いと1~2ヶ月後で自宅に通知書が届きます。通知書が届くまでの時間に差があるのは、オービスの画像を回収し分析しているから。オービスの場所や処理速度によって時間がかかります。
通知書には、速度違反をした場所や通知書を持ち出頭する場所、日時などが記載されています。
一発免停の速度となると「行政処分」だけでは終わりません。「刑事処分」も課せられることになり、違反速度に合わせた罰金刑の処分を受けなければなりません。その手続きを指定の警察署に出向いて行うことになります。

主流となっているオービスの特徴

現在、一般道路や高速道路にはさまざまな種類のオービスが設置されています。ここでは、主流となっている3種類のオービスをご紹介します。

Hシステムオービス

1992年から登場したオービス。Hとは「ハイスピード」の略なんだそう。一時期は全国に設置されているオービスの半数以上を占めていたと言われています。
丸い赤外線レーダーで通行車両の速度を測り、左右にはストロボとCCDカメラを備えています。速度違反車を見つけたら即座に撮影し、映像とデータを転送。違反者を割り出して、検挙または通知書を送付します。

小型移動式オービス

2014年頃より導入されるようになった新型のオービスです。従来のオービスに比べ軽量で小型なので、簡単に移動させられるところが特徴。「あそこにオービスがある」と気付かれないよう移動できるようになっています。
三脚に設置されているものや白い箱型のものがあり、近づかないと分からないサイズ。撮影画素数などもアップしており、速度違反者を見逃さないようになっています。

LHシステムオービス

1994年から導入された固定型のオービス。「LH」とは「ループコイル式ハイスピードオービス」の略です。ループコイル式はレーダー探知機で検知ができないよう、道路に磁場を発生させるシステムが組み込まれています。また、小型なので見た目でも探しにくく、前もった対策ができないようになっているところもポイント。
さらに「ハイスピード」という名前からも分かるように、ハイスピードオービスのメリットを引き継ぎ、速度違反車を逃すことなく撮影します。最強の固定型オービスだとも言われています。

おすすめの人気レーダー探知機アプリ3選

レーダー探知機とは、オービスが発しているレーダー波を捉えて、どこにオービスがあるのか事前に教えてくれる装置です。最近では、スマートフォンやタブレットのアプリになっているものもあり、手軽に利用できます。
そこで最後に、レーダー探知機アプリを厳選してご紹介します。高速道路や長距離運転をする時には、ぜひ活用してみてください。

オービスガイド

全国各地の600箇所以上に設置されているオービス情報が登録されています。随時撤去されているオービスは削除しているので、常に最新の情報を取り入れることができます。
アプリ上の地図にはオービスの監視方向や場所が表示されるので、事前にしっかりとチェックすることが可能。
さらに、移動式オービスの目撃情報や交通取り締まり情報も教えてくれます。多機能で普段から長距離運転や高速道路運転が多い人におすすめ。無料版と有料版の2種類が用意されています。

・対応OS:iOs/Android

オービスガイドダウンロード(App Store)

オービスガイドダウンロード(Google Play)

新型オービス&検問ネズミ捕り情報共有-早耳ドライブ

ユーザー同士による交通情報共有によって、常に新しい情報を取り入れ古い情報を削除するシステムとなっています。アプリのバージョンアップをしなくても、日々情報が更新されていくところが特徴。
そのため、可能な限りリアルタイムでのオービス情報が分かるようになっており、初めて走行する道路でも安心です。また、移動式オービス情報や交通取り締まり情報も常に流れてくるので、いち早く対策をすることが可能です。
無料で利用できるアプリですがサイト内課金により、欲しい機能を追加しながら利用することもできます。

・対応OS:iOs/Android

新型オービス&検問ネズミ捕り情報共有-早耳ドライブダウンロード(App Store)

新型オービス&検問ネズミ捕り情報共有-早耳ドライブダウンロード(Google Play)

MapFan – 渋滞情報/オービス/オフライン対応カーナビ

日本全国の地図製作に携わっているMapFanのアプリがこちら。本格的なカーナビにオービス設置ポイントや駐車場検索システム、渋滞回避情報などを搭載している点が特徴。オービス設置ポイント付近では通知をしてくれるので、安心して走行できます。
無料で利用できるのはもちろん、見やすい画面表示となっており、レーダー探知機と共にカーナビとして使用したい人におすすめです。

・対応OS:iOs/Android

MapFanダウンロード(App Store)

MapFanダウンロード(Google Play)

今回は、オービスの特徴や現在設置されているオービスの種類、そしてレーダー探知機として利用できるアプリをまとめてご紹介しました。そもそもオービスは危険運転車をいち早く発見することで、重大な事故を防ぐことを目的としているもの。普段から安全運転を心がけていれば、必要以上に意識をする必要がありません。ぜひ、安全運転を心がけてスピード違反で取り締まられることのないようにしましょう。

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グーネットマガジン編集部

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グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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