中古車購入
更新日:2019.06.24 / 掲載日:2018.11.06

スズキスペーシアの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

スズキスペーシアの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム

スペーシアカスタムは、2013年3月にリリースされました。発売当初から、「パレット」の後継モデルであり、乗り降りのしやすい後席両側スライドドアを構え、使い勝手の良い広々としたユーティリティ&ラゲッジスペースを備えた軽ハイトワゴンとして高い支持を集めました。

クォーターフロントガラスを備える、視界性の良いクリーンで洗練されたスタイリングはそのままに、新プラットフォームを採用や徹底的な軽量化により、当時のクラストップレベルの室内長・軽量ボディを実現しました(※2013年3月時点)。

低速域でも粘りのあるトルクフルなNAエンジン、伸びのあるダイナミックな動力性能を誇るインタークーラー付ターボエンジンが用意されています。

スズキ独自の次世代環境技術「スズキグリーン テクノロジー」や力強くモーターがエンジンをアシストする「S-エネチャージ」とともに、フットワークの良い軽快な走行性能と卓越した省燃費性能を両立しています。

また、ステレオカメラ方式を採用した衝突被害軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート」や軽自動車初となるワンアクションパワースライド機構を備えた両側スライドドアなど、安全性・利便性・乗降性の高さが魅力を高める、軽ハイトワゴンとして、女性ユーザーを中心に人気のモデルです。

2017年12月にフルモデルチェンジを受けた2代目モデルでは、吸排気VVT(Variable Valve Timing:可変バルブタイミング機構)付直列3気筒DOHCエンジンに高出力化されたモーター機能付発電機(ISG)と大容量リチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドを全グレードに搭載しました。

発進から100km/hまでの実用域から高速走行時の追い越しまで、力強くエンジンをアシストしながら、優れた省燃費性能を実現しています。

また、発進から最長10秒間モーターのみのクリープ走行が可能となり、ストップ&ゴーの多い市街地走行ではストレスのない快適でスムーズな走行性能が大きな魅力です。

安全装備に関しても大幅な充実が図られ、エマージェンシーストップシグナルや運転席&助手席SRSエアバッグに加えて、フロントシートSRSサイドエアバッグを標準装備するなど、車両の周囲360度の安全確認が可能な「3Dビュー」の採用と相まって、優れた安全性能を備えています。

ここではスペーシアの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。

スペーシアの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

スペーシアの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム

2代目 スズキ スペーシア MK03系(2017年~)の主なグレードの特徴

・ハイブリッドG 衝突被害軽減ブレーキ非装着車
吸排気VVT(Variable Valve Timing:可変バルブタイミング機構)付0.66L 直列3気筒DOHC12 バルブ自然吸気エンジンとISG(モーター機能付発電機)+大容量リチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドエンジンを搭載するベーシックグレードです。

ベーシックグレードながら、頭部衝撃軽減構造インテリアをはじめ、運転席&助手席SRSエアバッグ+フロントシートSRSサイドエアバッグやエマージェンシーストップシグナルに加え、オートライトシステムなどの安全装備が標準装備されます。

また、抗菌処理タイプのオートエアコンやキーレスプッシュスタートシステム、電動格納式リモコンドアミラーなどの快適装備が備わります。

駆動方式は2WD/FFモデルとフルタイム4WDモデルが設定され、4WDモデルには運転席シートヒーターが装備されます。
足回りは14インチタイヤ&フルホイールキャップが標準装備されます。

・ハイブリッドG
「ハイブリッドG衝突被害軽減ブレーキ非装着車」グレードに対して、充実した安全装備が施されたグレードです。

デュアルセンサーブレーキサポートや誤発進抑制機能をはじめ、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシスト、後退時ブレーキサポート、後方誤発進抑制機能、リヤパーキングセンサーが追加装備されます。

また、ヘッドアップディスプレイ、標識認識機能(進入禁止)、全方位モニター用カメラ(フロント/サイド左右/バックカメラ)やLEDヘッドランプなどの、安全装備がオプションで選択可能となります。

・ハイブリッドX 衝突被害軽減ブレーキ非装着車
「ハイブリッドG 衝突被害軽減ブレーキ非装着車」グレードに対し、助手席シートベルト警告灯や助手席シートベルトリマインダー、後方視界支援ミラーなどの安全装備が追加されます。LEDヘッドランプがオプション設定されます。

快適装備の充実も図られ、ロールカーテンや両側ワンアクションパワースライドドアをはじめ、両側スライドドアクローザーや室内温度を循環させ、ムラのない空調を行うスリムサーキュレーターや運転席シートヒーター、プレミアムUV&IRカットフロントドアガラスなどが装備され、4WDモデルには助手席シートヒーターも追加されます。

また、リモコンドアミラーに便利なリモート機構や最適なドライビングポジションが設定可能なチルトステアリング&運転席シートリフター機構が備わります。

さらに光沢タイプのインパネカラーパネルや助手席バニティーミラーに加え、フロントアームレストボックスや助手席シートバックポケットが追加されるなど、使い勝手の良い豊富な収納スペースを備えた質感の高いインテリアが特徴です。

外観上は2トーンルーフやLEDサイドターンランプ付ドアミラー、14インチタイヤ&アルミホイールがオプションで設定されます。

・ハイブリッドX
「ハイブリッドX 衝突被害軽減ブレーキ非装着車」グレードをベースに、「ハイブリッドG」同様の充実した安全装備が追加されます。

スズキ スペーシア MK03系中古車検索ページ

スペーシアの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

スペーシアの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム

ここでは、スペーシアの世代ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。

なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、軽自動車税は2018年6月時点で参照したものとなります。

初代 スズキ スペーシア MK02系(2013年~2017年)の燃費・維持費

・MK32S:0.66L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:29.0km/L
年間ガソリン代:約46,551円(344.8L x 135円) ※1
軽自動車税:年間7,200円 ※2
年間維持費:約53,751円 ※3

G(レーダーブレーキサポート装着車)(2014年7月モデル)

・MK32S:0.66L/CVT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:26.8km/L
年間ガソリン代:約50,373円(373.1L x 135円) ※1
軽自動車税:年間7,200円 ※2
年間維持費:約57,573円 ※3

G(2014年7月モデル)

・MK42S:0.66L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:32.0km/L
年間ガソリン代:約42,187円(312.5L x 135円) ※1
軽自動車税:年間10,800円 ※2
年間維持費:約52,987円 ※3

G(2015年5月モデル)

・MK42S:0.66L/CVT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:29.0km/L
年間ガソリン代:約46,551円(344.8L x 135円) ※1
軽自動車税:年間10,800円 ※2
年間維持費:約57,351円 ※3

X(2015年5月モデル)

軽自動車税について
※1 平成27年3月31日以前に新規取得された新車:年間7,200円
※2 平成27年4月1日以降に新規取得された新車:年間10,800円
※3 最初の新規検査から13年を経過した自動車:年間12,900円

2代目 スズキ スペーシア MK03系(2017年~)の燃費・維持費

・MK53S:0.66L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:30.0km/L
年間ガソリン代:約45,000円(333.3L x 135円) ※1
軽自動車税:年間10,800円 ※2
年間維持費:約55,800円 ※3

ハイブリッドG(2017年12月モデル)

・MK53S:0.66L/CVTフルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:26.4km/L
年間ガソリン代:約51,136円(378.8L x 135円) ※1
軽自動車税:年間10,800円 ※2
年間維持費:約61,936円 ※3

ハイブリッドX(2017年12月モデル)

軽自動車税について
※1 平成27年3月31日以前に新規取得された新車:年間7,200円
※2 平成27年4月1日以降に新規取得された新車:年間10,800円
※3 最初の新規検査から13年を経過した自動車:年間12,900円

※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.軽自動車税については、新規取得が2015年4月1日以前か以後かで金額が変わります。以前の場合は7,200円、以後の場合は10,800円となります。ここでは初代モデルは7,200円とS-エネチャージを装着した2015年5月モデルは10,800円、3代目モデルは10,800円の税額を用いています。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。

スペーシアの中古車価格相場から選ぶ

スペーシアの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム

スペーシアは広々とした使い勝手の良い室内空間を持つ、人気の高い軽ハイトワゴンモデルであり、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。

スズキ スペーシアの主なグレード・型式の中古車価格帯

初代 スペーシア MK02系:33.5~192.2万円
MK32S/ MK42S:39~179万円

G:48.5~159万円
Gリミテッド:106.9~158万円
X:39~167.8万円
Xリミテッド:63~138.4万円
T:48~162万円

2代目 スペーシア MK03系:104.9~202.4万円
MK53S:109.9~211.7万円

ハイブリッドG:109.9~153.3万円
ハイブリッドX:119.9~178万円

スペーシアの中古車では、2013年発売の初代モデルと2017年発売の2代目モデルに大別されます。

初代モデルでは初年度モデルにあたる2013年式モデルを中心に、60万円台から110万円台の車両の登録が多く、高値安定傾向と言えるでしょう。走行距離も2万km以上7万km未満の車両が多く、他車種と比較しても特に偏りは見受けられません。ほぼ年式相応の走行距離と言えるでしょう。

2代目モデルでは2017年12月の発売に関わらず、多くの登録車が見受けられ、ボーナス商戦もしくは事前の予約販売が影響していると思われます。

120万円台から150万円の車両価格帯に多くの車両登録が見られ、走行距離も3000km未満の低走行車両が多いのが特徴です(上記中古価格帯については、2018年6月25日時点での数値となっています)。

年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。

スペーシア(スズキ)の価格相場|中古車なら【グーネット】

スペーシア MK02系(スズキ)の価格相場|中古車なら【グーネット】

スペーシア MK03系(スズキ)の価格相場|中古車なら【グーネット】

スズキ スペーシアの中古車一覧

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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