新車試乗レポート[2018.10.27 UP]

CADILLAC XT5 CROSSOVER 試乗インプレッション

昨年発売されたキャデラックのラグジュアリーSUV「XT5クロスオーバー」の走りを試した。合わせてフルサイズSUVとして君臨するエスカレードにも試乗。

●文:川島茂夫●写真:奥隅圭之

この記事の目次

神経質な走りを求めない扱いやすさ
プレミアム感あふれるフルサイズSUV

関連情報

ボディタイプ:SUV・クロカン 輸入車 ラグジュアリー
CADILLAC XT5 CROSSOVER[ニューモデル]

CADILLAC XT5 CROSSOVER[ニューモデル]
●発売日:’17年10月28日
●価格:668万5200~754万9200円
●輸入元:ゼネラルモーターズ・ジャパン
●問い合わせ先:0120-711-276

主要諸元(XT5 CROSSOVER ラグジュアリー)
●全長×全幅×全高(mm):4825×1915×1700●ホイールベース(mm):2860●車両重量(kg):1990●駆動方式:AWD●パワートレーン:3649ccV6DOHC(314PS/37.5kg・m)●トランスミッション:8AT●燃料タンク容量(L):82[プレミアム]●タイヤサイズ:235/65R18●価格:668万5200円 ※オプションを含まず

神経質な走りを求めない扱いやすさ

 アメ車は、日本市場では輸入車の主流にはなれないにしても確固たる地位を築けるのでは、と思わせるのがキャデラックである。世界市場に迎合することなく「アメリカンドリーム」的キャラという感じがいい。
 XT5クロスオーバーは若々しくスポーティなキャラが与えられた分、ちょっと欧州車にも似た印象を受ける。走りも同様であり、緩みを抑えた節度感のあるストローク感覚を維持しながら、適度な鷹揚さを兼ね備えたフットワーク、素直なトルク特性の扱いやすさと余力を求めたNA仕様大排気量V6の採用。約200mmの最低地上高(本国仕様値)もクロスオーバー系では十分である。
 大味という表現もできるのだが、力業というような一昔前のアメ車の印象はない。神経質な運転を求めない大らかさがスペック以上のゆとりを感じさせてくれた。
 また、歩行者対応AEBSや半自動操舵LKA、全車速型ACCも設定。先進安全&運転支援機能も抜かりない。1・9m超の全幅が気になるものの全周俯瞰式モニターの設定などもあり、プレミアムSUVとしては取り回しも標準的。日欧とは別嗜好のプレミアムを求めるにはちょうどいい。

ミドルクラスラグジュアリーSUVとして平均を超える軽量ボディと高剛性を両立。滑らかな曲線で描かれたフォルムは洗練された存在感を発揮する。アルミホイールは「ラグジュアリー」が18インチ、「プラチナム」は20インチを採用。

パワーユニットは3.6LV6DOHC(314PS/37.5kg・m)。状況に応じて6気筒から4気筒に切り替える気筒休止システムを搭載。

モダンなデザインと高い質感を融合させたインパネ。装飾トリムにはカーボンファイバー、アルミニウム、ウッドが用意される。

CADILLAC ESCALADE[一部改良]

●発売日:’17年6月17日●価格:1260万9000~1360万8000円

主要諸元(ESCALADEプレミアム)
●パワートレーン:6153ccV8OHV(426PS/63.5kg・m)

プレミアム感あふれるフルサイズSUV

 1200万円弱~1400万円弱の価格の頂点クラスのSUVモデル。2m超の全幅に約1.9mの全高。最低地上高は215mm。前ダブルウィッシュボーン/後5リンクリジッドの足回り。さらにATは現代的な8速型だが、エンジンはOHVの6.2LV8。ランクルほどではないにしてもかなりオフロード志向の強い設計である。走らせてみても車軸周りの揺動感や小アクセル開度低回転から太いトルクを一気に立ち上がらせるなど、本気のオフローダー感たっぷりだ。
 それがキャデラックのキャラと矛盾なく合ってしまうのがエスカレードの面白さ。日本的でも欧州的でもない内外装のプレミアムの演出ともうまく調和している。先進安全&運転装備も一通り揃い、自動操舵式の駐車支援システムや全周モニターも採用される。頂点クラスのSUVでも大きな車体は取り回しの大きなハンデだが、そういった面も含めてアメ車の魅力満載だ。




提供元:月刊自家用車

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