クルマのお役立ち情報[2018.08.31 UP]

交通事故の原因は何?違反・要因別ランキング

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年間47万件以上発生している交通事故。年々減ってきているものの毎日交通事故によって死傷者が出ています。平成29年に交通事故によって亡くなった人は3,600人以上でした。
事故が起こる時は何らかの要因があります。事故になりやすい要因を知り、危険性を理解することで車を運転する時の意識の改善、ひいては交通事故の予防に繋がります。
警視庁が発表した「平成29年交通事故の発生状況」を元に、交通事故の要因となった法令違反や死亡交通事故の発生要因をランキング形式でまとめました。

この記事の目次

交通事故の法令違反ランキング
死亡交通事故の発生要因ランキング
運転者年齢別の事故原因の特徴
交通事故が起きる状況で多いのは?

交通事故の法令違反ランキング

法令違反別の交通事故件数ランキング上位5つです。

安全不確認(30.7%)

交通事故の原因となる法令違反全体の約30%を占める安全不確認とは、一時停止や減速をしただけで、左右確認など安全確認を十分に行わなかったことを指します。

脇見運転(15.6%)

脇見運転は、前方を見ないで運転することです。スマホやカーナビ、落ちたものを拾おうとするなど、何かしらに気を取られて前方から視線を外した状態を指します。特にスマホが普及しており、ながら運転をしやすくなっていますが大変危険な行為です。

動静不注視(11.3%)

動静不注視とは、例えば横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいるにもかかわらず「止まってくれるだろう」と判断するなど、相手の動きへの注視が足りなかった場合です。

漫然運転(8.6%)

ぼんやりしながら運転している状態のことです。運転に慣れてくると運転に集中できず危険な状態になることがあります。

運転操作不適(6.6%)

運転操作不適はハンドル誤りやブレーキとアクセルの踏み間違えなどが当てはまります。
これらは全て安全運転義務違反となります。一時不停止や信号無視はこの後に続きます。
意図的なルール違反より、油断や不注意による事故が多いことがわかります。

死亡交通事故の発生要因ランキング

死亡交通事故の人的要因は多い順に、運転操作不適、漫然運転、判断の誤りとなっています。
事故全体の発生件数と比較すると全く異なる順序です。
思い返してみると、ニュースになるような大規模な事故の要因もこの3つのいずれかになっていることが多いのではないでしょうか。

これらの他には歩行者妨害等も交通事故の要因となっています。
横断歩道やその付近の交差点を通過しようとする歩行者がいる場合、自動車側は歩行者を優先させなければいけません。横断歩道付近では、歩行者がいないか念入りに注視する必要があります。

運転者年齢別の事故原因の特徴

年齢別で比較した時に死亡事故の多い若年層と高齢層は、運転操作不適が要因となる事故が特に多くなっています。
若年層の場合は慣れない運転によることが原因と考えられます。また、操作不適の次に判断の誤りが多くなっていることも若年層の特徴です。
高齢運転者の事故の特徴として、年齢が上がれば上がるほどハンドル誤りなどの操作不適や漫然運転を要因とする死亡事故の多いことが挙げられます。

免許更新の際の高齢者向け講習では、加齢による身体機能の低下でハンドル誤りが多くなったり、運転し慣れた道での漫然運転が多くなったりすることを周知し、交通事故の予防に努めています。

交通事故が起きる状況で多いのは?

全ての交通事故の状況で多いものは、車両同士の追突が最も多く(35.5%) 、次いで車両同士の出会い頭衝突(24.5%)、それから車両と人の事故(10.7%)となります。
車両同士の事故が全体の8割以上を占めています。

一方、死亡事故となるケースで多い状況は正面衝突と横断中です。事故全体の発生件数としては、車両同士の事故が多くなりますが、死亡事故の3割以上は歩行者との事故です。

交通事故の要因は安全運転義務違反が大半となっています。話題となりやすい飲酒運転による事故も1%未満と数でいえば多くありません。信号無視や速度超過など意図的なルール違反ではなく、不注意や油断など運転者の意識による部分が大きいことがわかります。

自動車は便利なものですが、運転する時はその危険性を頭に入れて、常に緊張感を持って運転するように心がけましょう。

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