車のエンタメ
更新日:2018.11.07 / 掲載日:2018.05.30
スバル フォレスターが圧巻の4WD走行でライバルを下す!
乗用車派生タイプの4WD車は、本格的な四輪駆動車に比べると悪路走破性が劣る。多くの人はそう思っていることでしょう。基本的にはそれで正しいのですが、そうともいえない場合もあります。ここでは、それを証明する動画をご紹介しましょう。各ブランドのオフロード自慢が、互いの走破性を競うような動画となっています。どうぞご覧ください。
あれ、止まっちゃった?水の深さというよりも、ぬかるんだ路面がクセモノみたいですね。タフなモデルとして数々の栄光を手にしてきたツワモノがまさかのスタックです。助手席側の前輪と運転席側の後輪が空転する、いわゆる「対角線スタック」に陥ってしまいました。前輪と後輪のデフをロックすれば前に進めるような気もしますが、おそらくは付いていないのでしょう。
次は三菱トライトンでチャレンジです。おやおや、こちらも止まってしまいました。機械的に前後輪を直結できる本格的な4WDシステムを備えているのにです……。このぬかるんだ道路、相当手強いようです。現場には、もはや「遊び」の雰囲気は無くなりました。
どうして本格四輪駆動車が走破できない道を、フォレスターはいとも簡単に走りきったのか? その理由を正確に断定するのは難しいですが、4WDシステムとオーナーが装着したリヤLSDの組み合わせ、そしてそんな駆動系とこの路面のマッチングがよかったからだと思われます。このフォレスターの駆動方式はセンターデフ+ビスカスLSDなので、前後どちらかが空転してもしっかりと前後のタイヤへ駆動力を送ることが可能です。そして後輪のデフにLSDが装着されているおかげで、片側のタイヤだけが空転することなく、パワーを路面へ伝えられたのだと推察できます。
それにしても、侮れませんね。フォレスターの実力。恐るべしです!