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更新日:2018.08.27 / 掲載日:2018.05.10
アスパーク、パリモーターショーに世界最速EV「owl」(アウル)を出展
世界最速となるEVモデル「owl」(アウル)
アスパークは、パリモーターショー2018に世界最速となるEVモデル「owl」(アウル)を出展する。アスパークという名前を初めて目にする人も多いと思うが、アスパークは、大阪に本社がある今回のEVモデルの開発会社。2005年に創業し、メインの事業は、エンジニアのアウトソーシングサービスという。従業員数は約2300名で、そのうちの約9割がエンジニア。全員が電気自動車の開発をしているわけでなく、機械・電気・IT・化学などの各分野で様々な企業の開発プロジェクトに参加しているそうだ。
加速性能の一点だけに特化したスポーツカー
owl(アウル)のプロジェクトが始まったのは2014年。エコという発想ではなく、速さだけを徹底的に追求したスポーツカーというコンセプトで開発が進められた。電気自動車は、ガソリン車と比べて初期トルクが高いという特徴を活かし、世界最高加速を目指したのが今回のowlだ。開発当時の乗用車は、0-100km/h加速が2.1秒という記録があり、それを破ることを目指したという。そしてついに、2018年2月11日に、0-100km/h加速が1.89秒という記録を達成した。
パリモーターショーでは、スーパーカーとラグジュアリーを展開する“リミテッド”に出展し、owlの受注予約を開始する。販売エリアは、全世界が対象だが、メインと考えているのは欧州。加速性能の一点だけに特化したスポーツカーとして、富裕層にアピールするという。生産に関して、欧州の自動車メーカーを中心に製造を委託することも検討中だ。
販売価格は、350万ユーロ(日本円で約4億6,000万円)。50台の限定販売となる。