車のニュース
更新日:2018.10.04 / 掲載日:2018.03.06

ジュネーブモーターショー2018 レクサス新型コンパクトクロスオーバーUXデビュー

UX200※写真はすべて欧州仕様

 レクサスは、ジュネーブモーターショー2018において新型コンパクトクロスオーバーUXをワールドプレミアした。UXは、レクサスSUVラインナップのRX、NXのさらに下に位置するコンパクトクロスオーバーで、トヨタブランドのコンパクトクロスオーバーC-HRとシャシーを共有している可能性が高い。
 スタイリングはひと目でレクサスSUVとわかる流麗で精悍なデザインを採用。タフな力強さを強調する厚みのあるボディと俊敏な走りを想起させる張り出したフェンダーにより、大胆かつ洗練されたエクステリアを実現している。さらに、キャビンの中心から、タイヤに向かって前後のフェンダーが張り出した構成としたほか、GA-Cプラットフォームの採用による低重心化とタイヤの大径化で、俊敏な走りを予感させるプロポーションを手に入れた。
 インテリアは、ドライビングの高揚感を演出するコクピットと視覚的な開放感を両立。クロスオーバーらしいシルエットでありながら、走りを予感させる低いドライビングポジションとステアリングを中心に配置した操作系により、ドライビングの高揚感を演出するコクピットとしている。さらに、内と外の境界を曖昧にする日本の建築思想に着想を得た、インストルメントパネルの上部からフード、フェンダーへと内外が連続するような造形で、タイヤ位置の認識しやすさや見晴らしのよい視覚的な開放感とすることで「人とクルマの一体感」を創出。また、ショルダー部やセンターコンソール、ドアアームレストなど力強い骨格を想起させる造形により、安心感を与える室内空間を実現している。
 フロントシートには、伝統的な刺繍技法である「刺し子」をモチーフとしたキルティングや、ベンチレーション機能を持つパーフォレーションを採用するなど、機能とデザインを両立。また、和紙のような質感を表現したインストルメントパネル上部のオーナメントなど、LEXUS独自の日本の美意識を取り入れたデザインを採用したほか、世界初のワイヤレス給電技術によって発光するエアコンレジスターノブで先進性を表現するなど細部までこだわったという。
 前述の通り、プラットフォームにGA-Cを採用。ボディの高剛性化と軽量化による低重心化で優れた操舵応答性・操縦安定性を実現。パワートレーンには、新開発の2.0L直噴エンジンや2.0Lハイブリッドシステムを採用。トランスミッションも従来のベルトとプーリーによる駆動に加え、発進用のギヤを追加し、ダイレクトな発進・加速フィーリングを実現した新開発のダイレクトシフトCVTを搭載する。また、GA-Cプラットフォーム用の電気式4WD「E-Four」を搭載。雪道など滑りやすい路面での発進・加速時やコーナー進入時に、前後輪の駆動力配分をスムーズに制御し、発進性・走行安定性の向上に寄与するという。
 レクサスおなじみのスポーツグレード「“F SPORT”」は、グリルメッシュとサイドグリルをこれまでの縦基調のメッシュを継承しつつ、発展させたブランド統一の新しいFメッシュパターンとしたほか、フロントとリヤバンパー下部の漆黒メッキ、専用アルミホイールとの組み合わせで、下部をダークトーンにコーディネート。さらに「“F SPORT”」専用のシートやステアリング、メーターを採用するなど、スポーティさを強調する内外装としている。さらに走行面では、きめ細かい減衰力の制御を行うリニアソレノイド式AVSのほか、フロントにパフォーマンスロッド、リヤにパフォーマンスダンパーを採用し、優れた操縦安定性と上質な乗り心地を実現。また、サウンドでスポーティな走りを演出し、ドライバーとクルマに一体感をもたらすASC(Active Sound Control)を採用している。
 安全面もコンパクトクロスオーバーながら抜かりなく、衝突回避支援や高度運転支援機能である「Lexus CoDrive」を含む、第2世代の「Lexus Safety System +」を搭載。また、駐車場などにおけるアクセルペダル踏み間違い時の衝突や、接近する後方車両との接触事故による被害の軽減に寄与するパーキングサポートブレーキ、車両周辺の安全確認をサポートするパノラミックビューモニターなど、先進安全装備を積極的に採用している。
 新型コンパクトクロスオーバーUXの日本導入は2018年冬頃が予定されている。

UX200

UX200

  • UX200

UX250h“F SPORT”

UX250h“F SPORT”

UX200

UX200

UX250h“F SPORT”

UX250h“F SPORT”

レクサスUX(欧州仕様)主要諸元
●全長:4495mm
●全幅:1840mm
●全高:1520mm
●ホイールベース:2640mm
●パワートレーン:直列4気筒2.0L直噴エンジンまたは2.0Lハイブリッドシステム
●トランスミッション:電気式CVT(ハイブリッド)/ダイレクトシフトCVT(ガソリン車)
●サスペンション前/後:マクファーソンストラット式/ダブルウィッシュボーン式
●タイヤ&ホイール:17または18インチ

提供元:月刊自家用車

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ