中古車購入
更新日:2019.06.17 / 掲載日:2018.02.13
【ホンダ】本物の質感にこだわった自動車における「本木目パネル」とは
グーネット編集チーム
ホンダのフラッグシップモデル「レジェンド」のインテリアには、初代モデルから、先代の4代目モデルまで、天童木工製本木目パネルが、最上級グレードメインに採用されていました。
上質で深みのある本木目パネルは、フラッグシップモデルらしく高級なインテリアを演出しています。
天童木工の本木目パネルのこだわり
株式会社天童木工(以下天童木工)は1940年創設。本社は山形県天童市です。
家具、成形合板、合成樹脂家具、自動車木製内装部品、各種木製品、室内装飾一般を手掛ける会社です。
1987年より、天然木を使用した自動車内装パネルの製作を開始します。
これまで、ホンダをはじめ、トヨタ、日産、いすゞなどの自動車メーカーで採用されています。
「銘木」と呼ばれる貴重な天然木材を使用し、熟練した職人の手によって、ひとつひとつ丁寧に仕上げています。
最新の話題としては、日産コンセプトカー「IMx」のインテリアパーツ製作に天童木工は協力し、2017年東京モーターショーに出品されました。
伝統的な日本家屋の空間構成に通じる開放的で落ち着きのあるインテリア空間において、本木目ではありませんが、木目調インストルメントパネルはパノラミックディスプレーと共に美しいインテリアの演出をサポートしています。
ホンダレジェンドに採用されている本木目パネルの特徴
レジェンドには2代目を除き、最上級の「エクスクルーシブ」グレードに本木目パネルが採用されています。
特に先代レジェンド(2004年~2012年)の本木目パネルは、M字ラインをモチーフにしたデザインで、天然木ならではの質感が表現されています。
質感を高く表現するために、インストルメントパネルに、カーリーメイプルと呼ばれるカエデ独特の美しい模様が入った本木目材を採用しました。
高級家具等で使用される木目材を、高級家具メーカーの天童木工が高度に加工しました。絞りの深い立体的なボリューム感と深い味わいを持つパネルに仕上がっています。
天童木工製本木目パネルを採用したホンダレジェンド
・初代(1985年~1990年)
2000 V6 Ti エクスクルーシブ(ターボモデル)に採用されています。
初代レジェンドのXi、Giの各エクスクルーシブは本木目採用でも天童木工製表記無しになっています。
・2代目(1990年~1996年)
α、β に三次元成形本木目コンソールパネルに採用されています。
αグレードはパワーウインドウスイッチベースにも本木目が採用されています。
・3代目(1996年~2004年)
レジェンドとエクスクルーシブに採用されています。
エクスクルーシブのみコンソールパネルにも本木目採用されています。
・4代目(2004年~2012年)
2008年8月まではエクスクルーシブパッケージ装着車に採用されています。
2008年9月から2010年9月まではレジェンドI、レジェンドL、レジェンドユーロLに採用されています。
2010年10月から2012年7月までのグレードはワングレードのみで本木目を採用
現行モデルには本木目パネルは採用されず、木目調パネルとなります。