ミライースは、ますます頼りになるパートナーへ

【本記事は2014年10月にベストカーに掲載された記事となります。】初めまして。豊国印刷の阿保知和と申します。ベストカーの原稿を引き取りに毎日講談社ビーシーさんに伺っていますが、その足が10年落ちのミラから新車のミライースに替わったのが、8月初旬。ブレーキも効くし、CVTになって出足もこんなにいいんだと感心しました。さらに最近だぶつき気味のお腹周りを気にする自分は夏場が苦手なのですが、エアコンの効きもよく、「新車はいいなあ」と気分よく、営業していました。しかし、ベストカーを読んでいたら「ミライースが改良」の文字が！ なんだよ、いきなり型遅れかとがっくりしていたら、本郷編集長が新型に乗せてあげると、うれしいお誘い。見てみれば外観は変わらず、これならウチのでいいやと、高をくくって試乗したのでした。

■スマートアシスト初体験！新型はX“SA”というグレードで、うらやましい「スマアシ」付き。編集長が隣に乗って走り出すと、ウチのモデルよりも乗り心地がいい印象。ウチのグレードはLですが、新型は改良したんですか？ と聞くと、「エンジンや足回りは同じだけど、しっかりと進化しているんだよ」との返事。また編集長によれば、燃費を33.4km／Lから35.2km／Lへとアップした結果、最高出力は52psから49psへとダウン。最大トルクも6.1kgmから5.8kgmへと落ちたというから、ウチのクルマのほうが、速いじゃないかと、上から目線。さっそく違いを確かめるべくアクセルを踏み込んでみる。助手席の編集長から、「踏みすぎ！」と注意されるが、編集部のある音羽から小日向の台地を駆け上って行く。勢い余って前を走るクルマとの距離が詰まり、編集長が「ブレーキ！」と叫んだ瞬間、「ピピッ」と警告音が鳴って、これが「スマアシ」かと感動した。編集長によればあのままブレーキをかけないと、緊急ブレーキが作動するそうだ。5万円ほどで装着できるというから、ウチのミライースにも付けてほしかったというのが正直な感想。3psの違いは素人の自分にはわからなかったが、静かさでも少し新型がいいと思う。

■燃費の違いに愕然！編集長に運転を代わると、「もっとアイドリングストップを効かせなきゃダメ」のアドバイス。実はアイドリングストップするとエアコンが切れ、送風になるのが「太っちょ」の自分には辛い。夏場は交差点ごとにだらだら汗が出るから辛いもの。アイドリングストップを気にせず走った結果、ウチのミライースは12km／L台という編集長曰く「あり得ない燃費」を連日たたき出していた。編集長には、「交差点で止まる際は、しっかり止まって、クリープしないこと。クリープするとエンジンが再始動し、アイドリングストップしないから」と、痛いところをつかれてしまった。「パワーは落ちたが、CVTの制御でうまくカバーしているから、街中では不満なし」と編集長は評価し、同じコースで、22.3km／Lを記録。自分にとって初めて20km／Lオーバーという燃費を見た瞬間で、またまた感動してしまった。JC08モード燃費35.2km／Lとガソリン車で日本一を達成したミライースは、燃費を意識させ、もっと伸ばしてみたくなるモデル。「9月中に20km／Lオーバーを達成しないと阿保には自転車で営業させる」と上司から言明され、荒い運転を改めるとともに、ダイエットがエコ運転の近道と悟り、大好きな「ラーメン二郎」に立ち寄らない我慢の日々が続いている。

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