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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.01
CLSクラスに優雅な4ドアクーペが6年ぶりのFMCでさらに進化!
大きく進化したCLS
こちらは、5.5Lツインターボ搭載の63AMG。AMG専用パーツで高次元の走りだ!
【本記事は2011年7月にベストカーに掲載された記事となります。】メルセデスベンツCLSクラスとは、’04年にEクラスをベースとして登場したエレガントでゴージャスな4ドアクーペモデルのことで、これが世界中で大ヒットした。ステータスのあるベンツとはいえ、プライベートユースを主とするユーザーにとっては、フツウのベンツではつまらない、ということでCLSが注目されたわけだ。デビュー後6年たち、初めてのモデルチェンジによりCLSは大きく進化。ボディは若干サイズアップしながらも軽量化技術で車重はダウンされ、ボディ剛性も当然ながら向上だ。
一気に強まったダイナミックさ
リアフェンダーが大きく張りだし、スポーティで迫力あるリアビューを演出している
デザインも先代がSクラスのクーペ風イメージだったのが、スーパースポーツモデルのSLS AMGを彷彿とさせるフロントマスク&リアホイールアーチなどで、エレガントさよりもダイナミックさが一気に強まった。インテリアもしかりで、スポーティさを強調したムードに変身だ。さらにLEDを採用したライトにも注目だが、フロントヘッドライトには片側だけでなんと、71個ものLEDが使用されているのこと。
大進化のエンジン
3.5LのV6エンジンは、10・15モード燃費12.4km/Lでエコカー減税75%に対応
エンジンも大進化だ。日本導入となる350ブルーエフィシェンシーおよび63AMGとも新開発の直噴となり、アイドリングストップ機能までつく。パワーも350は306ps/37.7kgm、63AMGは6.2Lから5.5Lへスケールダウンしたものの、ツインターボで525ps/71.4kgmと先代より11psもアップした!さらに両エンジンとも燃費、排ガス性能が格段に向上、350ブルーエフィシェンシーはエコカー減税75%対応となった。
走りの装備満載
走りは、洗練されたライドフィールとスポーティさが融合された、なんとも気持ちのいいものだ。930万円のプライスがつく350はシャシー性能の余裕を感じさせるスポーティサルーンといったフィール。振幅の大小で減衰力が可変する「セレクティブダンピングシステム」の仕上がりのよさには感激した。新開発のV6、3.5Lもスムーズでハイレスポンス、かつトルクフルで扱いやすい、ナイスフィールだ。いっぽう、1645万円の63AMGは5.5Lツインターボだけにとにかく速い。ジェット機なみの加速フィールといっても過言ではないぞ。しかし、手に負えないジャジャ馬かといえば、そうでもない。制御が緻密なトラコンが、発進やコーナー立ち上がりでラフなアクセル操作をしてもジェントルにクルマをコントロールしてくれる。さらには街乗りからサーキットまでこなすスポーツサスやドリフトまで楽しめる自由度の高い3ステージESP(横滑り防止機構)など走りの装備満載だ!