中古車購入[2017.12.05 UP]

最も過激なタイプS試乗 メーカー純正走り屋仕様 ホンダ S2000

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ベストカー

事実上のファイナルバージョン

【本記事は2007年12月にベストカーに掲載された記事となります。】 99年4月のデビュー以来、8年以上が経過したホンダのオープンピュアスポーツ、S2000が一部改良を行なった。正式なアナウンスはないが、事実上のファイナルバージョンとなる。今回の一部改良で標準タイプのS2000は車両挙動安定制御装置VSA、左右のヘッドレスト後方にサテライトスピーカー、新デザインのアルミホイール(F:7×17、R:8.5J×17)の新採用、新色のボディカラーなどの変更にとどまるが、最大のポイントは新グレード、タイプSが設定されたこと。

「ほんとにメーカー純正か?」

メーカー純正と思えないこの過激なリアスポイラーを見よ! 大型のフロントスポイラー、リアスポイラーによる空力バランス、サスペンションセッティングなどを追求した結果、ドラッグ(空気抵抗)を増やすことなく、リフト量を全体で約70%も低減し、前後のリフト量を6:4とした。あわせてサスペンションのロール剛性を全体として高め(スタイビライザー大径化、バネレートはフロント7%アップ、リア3%アップ)て、鷹栖のテストコースで全周にわたって狙ったラインを気持ちよくトレースしながらアクセルを踏み込んでいけるという。中低速域では軽快でダイレクトなハンドリング、高速域では優れたスタビリティ、全域でコントローラブルな特性。またVSA(車両挙動安定化制御システム)は限界域でじわっとリアが滑り始めた時、穏やかに抑制。走りの楽しさをスポイルせず、かといってあまりに姿勢変化を許してドライバーに不安を与えない領域にセッティング メーカー純正と思えないこの過激なリアスポイラーを見よ! 大型のフロントスポイラー、リアスポイラーによる空力バランス、サスペンションセッティングなどを追求した結果、ドラッグ(空気抵抗)を増やすことなく、リフト量を全体で約70%も低減し、前後のリフト量を6:4とした。あわせてサスペンションのロール剛性を全体として高め(スタイビライザー大径化、バネレートはフロント7%アップ、リア3%アップ)て、鷹栖のテストコースで全周にわたって狙ったラインを気持ちよくトレースしながらアクセルを踏み込んでいけるという。中低速域では軽快でダイレクトなハンドリング、高速域では優れたスタビリティ、全域でコントローラブルな特性。またVSA(車両挙動安定化制御システム)は限界域でじわっとリアが滑り始めた時、穏やかに抑制。走りの楽しさをスポイルせず、かといってあまりに姿勢変化を許してドライバーに不安を与えない領域にセッティング

このタイプSのエクステリアを見て「ほんとにメーカー純正か?」と驚いた人も多いと思う。ちょっと品はないがこのタイプSの特徴はまず空力性能の向上。左右方向に張り出したフロントスポイラーは、高速走行時、ボディを路面に押しつけ、浮き上がらせようとする揚力との相殺をはかり、派手なリアスポイラーは翼断面形状になっていて、中央部は大胆に持ち上がった形状になっている。さらに前後タイヤの前、床下にはストレーキ(整流板)を装着。その結果、クルマ全体でのCD値の上昇を最低限に抑えながらCL値(揚力係数)を大幅に低減。ドラッグ(空気抵抗)を増やすことなく、リフト量をノーマルに比べ約70%も低減し、前後リフト量の前後バランスを6:4とした。 さらに空力性能向上によってサスペンションをより固くすることができ中低速コーナーでは旋回性、高速域ではスタビリティが高まっている。タイプS専用のサスペンションは具体的にはダンパーの減衰力強化、スプリングレート強化、スタビライザーの大径化が施されている。 これらの改良はデジタル風洞のシミュレーション、実車風洞実験、ニュルブルクリンクに匹敵するクルマに厳しいホンダ鷹栖テストコースで行なわれた。

10kgの軽量化

空力の前後バランスを最適化! 車体を浮き上がらせるリフト量を約70%低減。前後のリフト配分を最適化し高速域の安定性を向上 空力の前後バランスを最適化! 車体を浮き上がらせるリフト量を約70%低減。前後のリフト配分を最適化し高速域の安定性を向上

次に軽量化だ。新デザインのアルミホイール(全タイプ標準)は4本で1.18kg軽くなり、さらにはスペアタイヤ&ジャッキを廃し、応急パンク修理キットに変更したことで10kgの軽量化を図っている。 実際に走らせてみるとこのタイプS、カリカリのスポーツバージョンというより、史上最も完成度の高いS2000といった印象だ。まず感じるのはVSA(全車標準)が装着されたことにより、限界域でじわっとリアが滑り始めた時、穏やかに抑制。走りの楽しさをスポイルせず、かといってあまり姿勢変化を許してドライバーに不安を与えない絶妙なフィーリングだ。

ハンドリング

これが最後のS2000 これが最後のS2000

また、ハンドリングも今回のタイプSではさらに質的向上が顕著。ステアリングのリニアリティ、ヨーが発生して旋回がはじまりロールに至る過渡特性のスムーズさなど、鷹栖テストコースのようなサーキットでも全周にわたって狙ったラインを気持ちよくトレースしながらアクセルを踏みこんでいけるのはもちろん、一般のワインディングや高速コーナーなど、もっと日常レベルでスポーツカーの魅力を実感できるのがポイント。乗り心地は固めながら決して不快ではなく、強固なボディ剛性のもたらすソリッドな乗り味が心地よい。 価格は標準タイプが旧型から8万4000円アップの386万4000円、タイプSが標準よりわずか12万6000円高の399万円。空力性能向上と軽量化、サスペンションチューニングにより、走りを突きつめた最終進化形のタイプS、正式なアナウンスはないが、購入するのは最後のチャンス!

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