車のエンタメ
更新日:2018.10.12 / 掲載日:2017.02.17
日産「マーチ」の造形を60秒で記憶し、3Dイラストで完璧に再現する男

クルマをキレイに描くって、けっこう難しいことです。クルマ「らしい」カタチなら誰でも描けるけど、パースが崩れないように描くのは技術が必要ですし、ましてや特定のモデルを細部まで完璧に再現するとなったら、絵を描く技術のある人が実物か写真を見ながらでないと無理でしょう。
それなのに、実車をたった60秒間見ただけで、完璧に、実物大の3Dイラストを描いてしまったアーティストがいるのです!

見たものを、まるで写真のようにそのまま記憶として写し取り、それを絵として出力することができるのだそうです。街並みでも、建物でも、クルマでも……。今回はイギリスで販売される日産「マイクラ(=マーチ)」を描いてもらいます。

VR(ヴァーチャルリアリティ)のゴーグルを装着したスティーヴンさんはさきほどまでマイクラがあったスペースに絵を描きはじめます。手に持っているのは、仮想空間に3Dで絵を描ける「チルトブラシ」。

迷うことなく描き進めるスティーヴンさん。まわりの人には実際にラインが見えるわけではありませんが、コンピューターで解析したデータをリアルな空間に重ねてみると、どんどんカタチになっていくのがわかります。

仮想空間に描いたマイクラ(=マーチ)と実車は、サイズも、ディテールのデザインも、ぴったりと重なります。
スティーヴンさんが描いた光のマイクラ。CGで走らせてほしいものです。まちがいなく幻想的なムービーになるはずですから。