ここ数年ハイブリッドカーやコンパクトカーの人気が非常に高いが、負けず劣らずの人気を獲得しているのが軽自動車だ。軽自動車と言えば、優れた経済性と扱いやすさがセールスポイント。それゆえに各メーカーは、全高を高くして室内空間を拡大したり、新たな装備や技術を投入して燃費性能を向上させたりと、さまざまな工夫を凝らして競争力を向上させている。
今回紹介するMRワゴンも、新たなアイデアのなかから生まれた個性派軽自動車の一台。もともとは、コンパクトなサイズのボディと広々とした乗員スペース、そして乗用車としてのスタイリッシュなフォルムをすべて併せ持ったコンセプトカーとして東京モーターショーに出品。その後、2年の時を経て市販車として生まれ変わったのである。
そんな経緯で世に送り出されたMRワゴンだが、じつは初代、先代、現行と、コンセプトがまったく異なる珍しい車種でもある。人気車種の場合、キープコンセプトでモデルチェンジをすることが多いが、MRワゴンはまったく別。その時代にマッチした、独自のクルマ造りをしてきた。
今回は、そんな個性派軽自動車、MRワゴンを特集しよう。現行モデルはデビュー後約半年が経過し、中古車市場への流通量も徐々に増えてきている状態。その一方で、主役となっている初代や先代は、かなりの台数が市場に出まわっており、選択肢もかなり豊富だ。そんな豊富な物件のなかから、ぜひともお気に入りのMRワゴンを見つけ出そう。
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