四角いクルマがモテる謎に迫ってみる!?

キューブとは立方体のことだ。それで思い出したのだが、ぜんぜんクルマのことを知らない女性に「どんなクルマが好きですか」と聞くと、「う〜ん、四角いクルマ」と答えることが多い。いや最近はそうでもないかな……。少なくとも10年前くらいまではそうだった(話が古くてスイマセン)。へぇ〜、女性は四角いクルマが好きなんだ。そう思ったものだ。
で、改めてよく考えてみると、四角いというのは、立方体を指すわけではなく、直線基調のデザインを指すのだった。日本語というヤツは微妙で、立方体を指す場合は、「箱みたいな」と言い、「四角いクルマ」と言えば、角が直線基調であることを指すのだ。たとえば初代ゴルフや、アルファ155のような。
なぜクルマをぜんぜん知らない女性たちは、四角いクルマが好きだったのだろう。恐らくクルマにまったく興味がないため、曲面的なデザインのクルマはみな石ころのように見え、一方直線基調のクルマは、どこか端正で上品に見えたのではないか。まったく単なる想像だが。
思えば自然界には「四角」は実に稀だ。人類誕生以来長い年月にわたって、「四角」は存在しなかったはず。道具を使い、自らモノを加工するようになって初めて、この世に「四角」は生まれた。初めて見る四角は、極めて新鮮かつ神秘的だったのではないか。
だからクルマ原始状態にある女性たちは、「四角いクルマ」が好きだったのかもしれない。これまたまったくもって単なる想像だが。