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こんにちは！
お盆が過ぎても暑い日がなかなか続きますね～・・・
今日はエアコンが冷えなくなってしまったというジムニーの修理のご案内です

エンジンをかけてエアコンをつけると、ギャーーーーー！！！とすごい音がしていました！
これは・・・！！
自分は「終末の断末魔」「THE　ENDの叫び」と勝手に呼んでいます
エアコンが完全に死亡したときの異音です
エアコンにはいくつか装置があり、それらの装置を冷媒ガスが循環することでエアコンは冷えるようになっています
とくに、コンプレッサーという冷媒ガスを圧送するポンプの役割を果たす部品は、エアコンシステムの中でもかなり高負荷で連続稼働する部品であり、駆動するためにオイルも使っています

エアコンの経路上のどこかが破損などでガス漏れをしますと、その駆動用のオイルもガスと一緒に漏れてしまいます
するとどうなるか
というと、オイルが入ってないエンジンが焼き付くのと同じで、コンプレッサも金属と金属の摩擦に耐え切れず焼き付いてしまいます
その際発生した摩耗粉がエアコンシステム全てに行き渡ってしまい、エアコンは使い物にならなくなってしまうのです
ギャーーー！という異音は摩耗粉が噛みこんだコンプレッサが強制的に回されているために出ている音なんですね
上の写真がまさにそうで、エアコンシステムの至る所からどす黒い摩耗粉が出てきているのがわかるかと思います

こうなると修理方法はひとつ、エアコンの冷媒ガス経路の装置を総交換するしか修理方法はありません
なぜかというと、エアコンの装置内はガスの通り道がとても細いため清掃が行き届かず、必ず摩耗粉が残ってしまいます
作動しなくなったコンプレッサのみを取り替えても、残った摩耗粉が再びコンプレッサに戻ってきてしまい、コンプレッサの内部で嚙みこんですぐ使い物にならなくなってしまうからです
こうなる前に予防法としては
エアコンがぬるいと感じたらすぐに使用をやめてガス漏れがないかを点検し、激しくガス漏れしている場合はコンプレッサが焼き付く前に漏れ修理を行うのが一番です
異音が出てからでは時すでに遅しです

エンジンルーム、車内、いたるところのエアコンの装置を交換することになってしまうので、部品代だけでなく作業自体も手間がかかる大がかりなものとなってしまい、工賃も高くなってしまいます・・・
普段何気なく使っているエアコンですが、大きく壊れると、全然冷えないし修理代は高くつくし修理にも時間がかかってしまう
良いことが全くありませんので、気にかけていただくことが本当に大切です
今回はリビルド品のコンデンサ、コンプレッサ、新品のレシーバ及びエバポレータとエキスパンションバルブに交換しました
エアコン配管もすべて外し清掃を念入りに行いました

真空引きを行い、マニホールドゲージにてガス漏れがないことを確認しています
その後はエアコンガスとオイルを装置内に入れ、今度はガス検知器にて再度漏れがないかを確認しました
きちんと冷えるようにもなり大丈夫ですね！
修理のご利用、ありがとうございました！