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更新日:2018.11.06 / 掲載日:2018.06.26

メルセデス・ベンツ、4ドアクーペ「CLS」の新型モデルを日本で発売

CLS

4ドアクーペ「CLS」の新型モデル

メルセデス・ベンツ日本は6月25日、4ドアクーペ「CLS」の新型モデルを日本で発売した。7年ぶりのフルモデルチェンジとなるCLSは、メルセデス・ベンツの新しいデザインコンセプトを採用したモデル。前傾したフロントエンド、低い位置に設けられた幅の広いヘッドライト、「Sensual Purity」(官能的純粋)というデザインの基本思想に基づいている。パワートレインは最新のものを搭載するほか、最先端の安全運転支援システム「インテリジェントドライブ」など、革新技術も搭載する。

エクステリアは、シングルルーバータイプのダイヤモンドグリルを採用。下部の幅が広がる台形型のデザインが特徴となる。細く、幅の広いデザインのヘッドライトは側面が内向きに傾斜し、シャープでダイナミックなフロントフェースを演出する。サイドビューは、緩やかにアーチを描く、高いウエストラインと、なだらかな流線形のルーフラインを採用。メルセデス・ベンツのクーペモデルに共通するサッシュレスウィンドウも採用する。

CLS

ディテールへのきめ細かな配慮とクラフトマンシップから生まれた高級な質感を実現する

インテリアは、上質な素材を使用し、ディテールへのきめ細かな配慮とクラフトマンシップから生まれた高級な質感を実現する。2つの高精細12.3インチワイドディスプレイを一枚のガラスカバーで融合したコックピットディスプレイは、空中に浮かんでいるように見えるという。インストゥルメントクラスターとなるこのコックピットディスプレイは、ドライバーの視野に直接入るべきさまざまな情報を表示する大型ディスプレイと、センターコンソール上方にセンターディスプレイを装備。コックピットディスプレイのデザインは、「クラシック」、「スポーツ」、「プログレッシブ」の3種類の中から選べる。

スポーティな雰囲気を演出する送風口「イルミネーテッドエアアウトレット」は、タービンエンジンをイメージしたフォルムを持ち、全体がシルバーシャドー仕上げとなり、64色から選択可能なイルミネーションが設定される。エアコンディショナーの温度を上げる操作を行った場合には、アンビエントライトが赤く、温度を下げる操作を行った場合には、青く光るなど、操作内容が直感的に感じられる機能も装備する。

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アイドリングストップの再スタート時における快適性も向上させている

グレード構成は、「「CLS 220 d スポーツ」と、「CLS 450 4MATIC スポーツ」の2タイプ。220 d スポーツは、Eクラスにも搭載されるクリーンディーゼル、2.0リッター直列4気筒BlueTECエンジンを搭載。最高出力143kW(194PS)、最大トルク400N・mを発生する。

450 4MATIC スポーツは、「M256エンジン」を搭載。コンパクトな「新型直列6気筒エンジン」と「ISG」(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)、「48V電気システム」などの新技術を搭載。最高出力367PS(270kW)、最大トルク500Nmを発生する。また、「ISG」は、エンジンとトランスミッションの間に配置される電気モーター。最高出力16kW 、最大トルク250Nmを発生する。オルタネーターとスターターの機能も兼ねている。電気モーターと「48V電気システム」により、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電。エンジンが低回転時には、その電力を利用して動力補助を行う。

CLS

サイドビューは、緩やかにアーチを描く、高いウエストラインと、なだらかな流線形のルーフラインを採用

エンジンスタートやアイドリングストップの再スタート時における快適性も向上させている。2秒以下のエンジン停止は、アイドリングストップをしない時よりも燃料消費量を増加させることから、ドライバーの走行データやレーダーセンサーからの情報をもとに、エンジンが2秒以上停止しないと予測すると、あえてエンジンを停止しない機能を採用する。アイドリング時には、電気モーターの充電電流を調整することで、エンジン回転数を毎分520回転という低回転で安定的に保つことを可能にしている。

メルセデス・ベンツの自動運転開発の次のステップとなる技術は、高速道路での渋滞の際に、運転支援機能によりドライバーにかかる負担を大きく軽減するシステムを採用。先行車との車間距離だけでなく、状況を常に監視して、従来よりもステアリングアシストが作動する状況が大幅に拡大している。「アクティブレーンチェンジングアシスト」は、ドライバーがウインカーを点滅させた場合、行き先の車線に車両がいないことを確認して、自動で車線を変更。走行中にドライバーが気を失うなど万が一の場合には、自動的に車線を維持しながら緩やかに減速・停止する「アクティブエマージェンシーストップアシスト」も搭載する。

メーカー希望小売価格は、799万円~1038万円(税込)

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グーネットマガジン編集部

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グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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