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更新日:2021.07.28 / 掲載日:2021.07.28

CLAクラス シューティングブレークの燃費や税金など気になる維持費を紹介

メルセデス・ベンツ CLAクラス シューティングブレーク

スタイリッシュなフォルムに高い利便性が融合されているメルセデス・ベンツ CLAクラス シューティングブレークの、気になるポイントを紹介していきます。

「燃費やボディサイズは?」「税金や車検代などの維持費はいくらかかる?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。

CLAクラス シューティングブレークについて

メルセデス・ベンツ CLAクラス シューティングブレークは、同ブランドのコンパクトカーであるAクラスをベースに開発されたモデルで、CLSクラスのコンパクトタイプにあたります。

初代は2015年に日本への輸入が開始され、2019年に現行の2代目が登場しました。

CLAクラスには4ドアクーペとステーションワゴンという2つのボディタイプが存在しており、ステーションワゴンタイプのものをシューティングブレークと呼んでいます。

「スタイリッシュな、週末を。」というコンセプトのもと、美しいルーフラインをもつボディと、アクティブな週末を過ごすための道具を積み込めるラゲッジスペースを両立させているのが特徴です。

また、CLAクラス シューティングブレークは優れた安全機能が充実しており、世界最高水準の安全性能を実現させています。

CLAクラス シューティングブレークに搭載されるエンジンには、ディーゼルも含めダウンサイジングターボが組み合わされているのが特徴。そのため、優れた燃費やクリーンな排ガス、太いトルクによる扱いやすさが高い次元で実現されています。その駆動方式はFF及び4マチックといわれる4WDが、グレードにより使い分けられているのです。

トランスミッションには7速デュアルクラッチトランスミッションを採用しており、少ない伝達ロスやスムーズな加速を特徴としています。

CLAクラス シューティングブレークは誕生からまだ2世代で、通算しても10年に満たない歴史ですが、今後も開発の手を緩めることなく、様々な改良を加えながら進化を遂げていくでしょう。

CLAクラス シューティングブレークのボディサイズ

CLAクラス シューティングブレークのボディサイズは、一体どれくらいあるのでしょうか。ここでは歴代モデルのボディサイズを比較してみましょう。

初代も2代目も、ベーシックなCLAクラス シューティングブレーク CLA180のボディサイズで比較しています。

<世代:グレード:ボディサイズ>
初代(X117)
CLAクラス シューティングブレーク CLA180
全長4645mm×全幅1780mm×全高1445mm

2代目(X118)
CLAクラス シューティングブレーク CLA180
全長4690mm×全幅1830mm×全高1435mm

CLAクラス シューティングブレークは、ベースとされているAクラスよりも全長が100mmほど長くなっているのが特徴です。とはいえ、全幅のサイズアップは現行モデルでも30mmと最低限のため、Aクラスと同等の扱いやすさをもっています。

日本にある多くの立体駐車場が全高1550mmまでと制限がありますが、CLAクラス シューティングブレークは全高が1450mm未満のため、都市部で駐車場を探すにもそれほど苦労はしないでしょう。

また、CLAクラス シューティングブレークのボディサイズは、屋外駐車場でも駐車しやすいという特徴があります。

多くのコインパーキングは長さ4800mm~5000mm×幅2400mm~2500mm程度といわれており、ドアの開口部も考えると特に全幅はより狭い方が扱いやすいでしょう。CLAクラス シューティングブレークの全幅はおよそ1800mmと、その点もしっかりとクリアしています。

しかし、高速時などの走行安定性を考えるとトレッドは広い方がよく、これらの要素を両立させるのもなかなか難しいところです。

CLAクラス シューティングブレークの安全装備

CLAクラス シューティングブレークに備わる安全装備や安全性能を高めている特徴をご紹介します。

メルセデス・ベンツはその誕生以来、常に安全性能を追求し続けていますが、CLAクラス シューティングブレークにもその哲学が込められました。

初代では自動緊急ブレーキとしてCPAプラスの機能に加え、長時間走行時のドライバーの疲労や眠気を検知して注意を促すアテンションアシストの機能が標準で装備されています。

2代目では安全性能がいっそう追求されており、最新技術がインテリジェントドライブの機能に凝縮されました。この技術は事故の際に被害を最小限に食い止めるパッシブセーフティと、事故そのものを防ぐためのアクティブセーフティを高次元で統合させた「総合的安全性」を追求したものです。

その基本となるのがレーダーとステレオカメラを組み合わせたセンサーです。衝突被害軽減ブレーキであるアクティブブレーキアシストをはじめ、さまざまな安全機能が備わっています。

ドライブアウェイアシストは障害物を検知した際の急発進を抑制してくれるのが特徴で、リアクロストラフィックアラートの機能は駐車スペースから出るときの危険回避をサポートしてくれるのが特徴です。

CLAクラス シューティングブレークはドライブの快適性と安全性を劇的に進化させ、常に最新の安全技術を追求しています。

トランクルーム・ラゲッジスペースの広さ

CLAクラス シューティングブレークの初代から現行モデルまでの歴代のトランクルームの広さをご紹介します。

<世代:容量>
初代:495L
2代目:505L

CLAクラス シューティングブレークのトランクルームは十分な容量とシートアレンジの機能をもち、さまざまなライフスタイルに合わせて使えます。

リヤシートを起こした状態でも初代では495L、現行モデルは505Lという十分な容量が特徴です。いずれの世代も、ゴルフバッグは斜めに乗せれば、2個は余裕で積むことができます。さらに、分割可倒式を採用したリヤのシートバックを倒せば、3個まで積めるようになるでしょう。

特に2名しか乗車しないときは、リヤシート全体を前に倒すことで1370Lというスペースが確保され、荷物のかさばる週末のショッピングやアウトドアをはじめとしたレジャーで大活躍します。

また、荷物の出し入れをするリヤのトランクリッドは、足を下にかざすだけで簡単に開けられるフットトランクオープナーの機能やスイッチで開閉できるEASY-PACK自動開閉テールゲートも備えられました。

CLAクラス シューティングブレークの燃費

CLAクラス シューティングブレークの燃費性能ですが、初代と現行モデルの2代目とでは測定モードが変更されており、世代による単純比較ができません。測定モードは時代が下るごとに、実走行に近い測定値になりますが、実際の走行条件は全て異なるので、カタログデータと実燃費には乖離があります。そのため、あくまでも参考値として見ておきましょう。

初代モデルでは、JC08モードのデータが残っています。

<グレード:燃費>
CLAクラス シューティングブレーク CLA180
16.2km/L(JC08モード)

CLAクラス シューティングブレーク CLA220 4マチック
12.6km/L(JC08モード)

CLAクラス シューティングブレーク CLA250シュポルト4マチック
11.8km/L(JC08モード)

現行モデルの2代目では、より多くの条件を加味したWLTCモードが採用されています。

<グレード:燃費>
CLAクラス シューティングブレーク CLA180
15.0km/L(WLTCモード)

CLAクラス シューティングブレーク 200d
18.7km/L(WLTCモード)

CLAクラス シューティングブレーク CLA250 4マチック
12.6km/L(WLTCモード)

一見燃費性能が下がったようにも見えますが、WLTCモードはより実際の走行条件に近い形で測定されています。実燃費は、この数値にかなり近づくと予想できるでしょう。

搭載されるエンジンには、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンともにターボチャージャーが組み合わされています。これは従来のターボとは異なり、大排気量エンジンと同等のトルクやパワーを追求したものです。クリーンな排ガスを目指したことで、結果として燃費性能の向上にもつながりました。

CLAクラス シューティングブレークの税金

現在の日本での自動車に関する税金としては、購入時の消費税や自動車税環境割に加えて、毎年納める自動車税、車検の都度支払う自動車重量税などがあります。このうち自動車税は排気量ごとに額が決まっていますが、初回登録から13年経過すると、税額が15%程度割増になります。

CLAクラス シューティングブレークの自動車税は、初代と2代目それぞれの代表的なグレードで以下の価格となるようです。

<世代:グレード:年額>
初代
CLAクラス シューティングブレーク CLA180
39,500円(1,595cc)

2代目
CLAクラス シューティングブレーク CLA180
34,500円(1,331cc)

自動車税にはグリーン化特例の制度もありますが、CLAクラス シューティングブレークでは該当するモデルがありません。また、自動車税は初回登録から13年を経過すると税額が割増になりますが、初代の登場が2015年とまだ10年経過していないので、こちらも該当するモデルはありません。

次に重量税を見ていきましょう。

CLAクラス シューティングブレークは、初代と2代目に設定されたCLAクラス シューティングブレーク CLA180では1,500kgに満たないため、税額は2年分で24,600円です。一方で多くのグレードは車重が1,501kg以上2,000kgの間になるため、重量税の額は2年分で32,800円になります。

また、年式が古くなり初回登録から13年、18年を経過すると重量税の税額が上がりますが、CLAクラス シューティングブレークは登場から日が浅いため該当するグレードはありません。

従来あった自動車取得税は2020年10月に廃止され、新たに自動車税環境割が導入されました。これは燃費基準や環境性能に応じて税額が変わるものですが、ディーゼルエンジンを搭載したCLAクラス シューティングブレーク CLA200dのみ軽減対象となり、全額免除されます。

もちろん、新車や中古車関係なく車を購入すれば10%の消費税も課税されるため、中古車を購入する際には税金のこともきちんと考慮しておきましょう。

自賠責保険や任意保険料

続いて、CLAクラス シューティングブレークの自賠責保険や任意保険料の額をご紹介します。

自賠責保険料は車種による違いはなく、白ナンバーの登録車の場合24か月分20,010円で、車検時に2年分まとめて支払うことになります。

CLAクラス シューティングブレークの任意保険は、契約条件や保険会社、補償内容により保険料が大きく異なるのが特徴です。特にネット保険か従来の自動車保険か、またドライバーの年齢や車種、用途による違いが大きく、保険料の正確な相場を算出するのは極めて難しいでしょう。

また、任意保険料は、型式ごとの事故実績に基づいた「型式別料率クラス」により決まっていますが、クラスの数字が低いほどリスクが低いことを示し、保険料は安くなります。

ここでは、損害保険料算出機構のホームページで確認できた料率クラスを確認しておきましょう。
※いずれも保険始期2021年1月1日~12月31日の場合です。

初代
CLAクラス シューティングブレーク CLA180
対人賠償責任保険5・対物賠償責任保険3・搭乗者傷害保険7・車両保険14

2代目
CLAクラス シューティングブレーク CLA180
対人賠償責任保険・6対物賠償責任保険7・搭乗者傷害保険7・車両保険15

※料率クラスは損害保険料算出機構のサイトで算出しました。

CLAクラス シューティングブレークの車検代

CLAクラス シューティングブレークの車検時にかかる経費としては、大きく分けて法定費用と整備点検費用があります。法定費用は国産車と輸入車による違いはなく、排気量や車重で決められているのです。

現行モデルのCLAクラス シューティングブレーク CLA180で見た場合、以下の費用がかかります。

・重量税:2年分で24,600円
・自賠責保険料:24か月で20,010円
・印紙代:1,200円

整備点検費用は、車検整備をディーラーや整備工場などに依頼する場合必要です。通常は車検時に法定24か月点検も併せて行いますが、点検の結果必要となる整備内容は一台ごとに異なります。そのため、実際かかる金額は違うため一概にいくらとはいえません。

ただし、一般的に輸入車は、国産車よりも整備費用が高いようです。輸入車は現地からの輸送費が上乗せされ、国産の同クラスよりも車両価格、パーツ代ともに高額です。そのため、技術料が同じでも、トータルの整備費用は輸入車の方が高くなってしまうでしょう。

多くのユーザーは車検整備をディーラーや整備工場などに依頼すると思います。その場合、車検代行手数料もかかりますが、金額はディーラーや工場独自に設定されるため事前に確認しておきましょう。

CLAクラス シューティングブレークの維持費

前述した項目を含め、CLAクラス シューティングブレークの中古車を購入した場合の維持費についてまとめてみましょう。

使用場所や目的による差もありますが、年額に換算したおおよその目安として、現行モデルのCLAクラス シューティングブレーク CLA180の年間維持費は以下のとおりです。

・自動車税:34,500円
・重量税:12,300円
・自賠責保険:10,005円(24か月分÷2)
・任意保険:約50,000円
・ガソリン代(年間1万km走行):約100,000円
・駐車場代:約96,000円(全国平均)

通常はこのほかに、整備や修理、メンテナンスの用もかかります。長く乗るためには日頃のメンテナンスを怠らないことが条件ですが、高性能を維持するためにもメンテナンス費用は十分見ておく必要があるでしょう。

ディーゼルエンジンの特徴

CLAクラス シューティングブレークの現行モデルが誕生した2019年、ディーゼルエンジンを搭載したCLAクラス シューティングブレーク CLA200dも登場しました。

このグレードに搭載されている1,949cc直列4気筒のディーゼルターボエンジンは、最高出力110kW(150ps)、最大トルク320Nm(32.6kgm)を発揮します。

CLAクラス シューティングブレーク CLA180のガソリンエンジンモデルが7速デュアルクラッチトランスミッションを搭載しているのに対し、CLAクラス シューティングブレーク A200dのデュアルクラッチトランスミッションは8速化されています。

そのため、よりきめ細かい制御が可能となっており、WLTCモードで18.7m/Lという優れた燃費性能を誇っているのが特徴です。つまり、ガソリン車のとなりでないと違いがわからないくらい静かで、ディーゼル車であることを感じさせないでしょう。

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※本記事は、2021年7月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。

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