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更新日:2021.02.06 / 掲載日:2021.02.06

トヨタ アリオンの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

トヨタ アリオン

カリーナの後継車として2001年から発売されているトヨタ アリオンに関して、今回はグレード別にご紹介していきます。

「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。

トヨタ アリオンの歴史

アリオンは、1970年にトヨタから発売されたカリーナの後継車として登場しました。「上質と高機能」をコンセプトに掲げ、広くて快適な室内空間がとても人気で注目を集めます。また、自動車教習所の教習車として採用されていたこともあり、運転のしやすさでは非常に人気がありました。

ALLION(アリオン)という車名の由来は、「ALL IN ONE」と「あらゆるジャンルの車のいい部分をこの1台にまとめる」という意味があり、願いが込められています。

2001年に初代アリオンは販売が開始されます。誕生当初には、その後20年に渡って設定され続ける以下の6グレードが設定されました。
・アリオン A15
・アリオン A18
・アリオン A18 Gパッケージ
・アリオン A18 Sパッケージ
・アリオン A20
・アリオン A20 Sパッケージ

翌年には「アリオン A15 Gパッケージ」が追加設定されます。

2007年にフルモデルチェンジを行い、2代目が登場します。車の大きさは初代と同じで、車内の長さと幅が広くなり、快適な室内空間を実現しました。広々とした車内に上質な雰囲気が感じられるようにインテリアに木目調を使用しており、人気を集めます。

2016年にマイナーチェンジが行われて、フロントデザインの変更やボディカラーが5色追加されました。また、エクステリア・インテリアも変更されたため、注目を集めます。

まず、エクステリアではスポーティーな雰囲気の中にも高級感のあるデザインが特徴となりました。さらにインテリアは、高級感があって広々としたスタイルに変わります。特に後部座席は、大人が余裕をもって足を組むことができるくらい室内が広く設計されました。また、後部座席を倒すことで大きな荷物も余裕をもって積むことができるようになっています。

2020年には、トヨタが2021年3月をもってアリオンが生産終了となることを発表しました。もう間もなく、アリオンはおよそ20年の歴史に幕を閉じることになります。

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アリオン A15

ベースグレードとして誕生した「アリオン A15」

アリオン A15は、アリオンが誕生した当初から現在まで設定されているグレードです。

1.5Lモデルながら上級グレードからほとんど装備レベルを落とすことなく、かつ軽快な走りを体感できるようになっています。

ミニバンに負けないシートアレンジの豊富さを備えており、荷室と客室の隔壁をなくせるようにリアシートを大きくリクライニングできるようなっているのが特徴です。長いホイールベースを活かし、前席のシートバックを後ろに倒して後席とつなげるフルフラットを可能にしています。

中古で購入する際の目安となる予算

アリオン A15を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2001年式:流通量希少により算出不可
2002年式:25万円
2003年式:28万円
2004年式:流通量希少により算出不可
2005年式:26万円
2006年式:流通量希少により算出不可
2007年式:流通量希少により算出不可
2008年式:74万円
2009年式:46万円
2010年式:39万円~74万円
2011年式:48万円~65万円
2012年式:流通量希少により算出不可
2013年式:75万円
2014年式:67万円~103万円
2015年式:110万円
2016年式:89万円~126万円
2017年式:117万円~136万円
2018年式:流通量希少により算出不可
2019年式:148万円~178万円
2020年式:流通量希少により算出不可
2021年式:流通量希少により算出不可

アリオン A15は20年以上設定されているグレードですが、中古車の流通量はそれほど多くはありません。特に初代の年式の中古車は、合計でも数台しかありませんでした。

先代モデルとの比較

第1世代:2001年~2007年
アリオン A15は、アリオン誕生当初から設定されています。このグレードは上質と高機能をメインテーマに開発されたミディアムセダンです。

エンジンは1NZ-FE型で、トランスミッションは4ATが採用されました。フルオートエアコンやパワーウィンドウ、UVカットガラスなどを標準装備しています。

この世代の中古車は、現時点で3台しか流通していません。どの個体もあまり車両状態がよいというわけではないので、2代目以降の個体を選んだほうがよいものを見つけられるでしょう。

エンジンは1.5L直列4気筒ターボ最高出力109ps。ボディサイズは全長4550mm×全幅1695mm×全高1470mmです。

第2世代(現行モデル):2007年~2021年
2代目のアリオン A15は、この世代でもベースグレードとして設定されました。エンジンは先代同様1NZ-FE型を搭載し、トランスミッションは無段変速CVTが採用されています。

この世代の中古車は、先代と比べると多少は多く流通しているという状況です。しかし、決して豊富というわけではないのでそれぞれの車両状態をよく確認することをおすすめします。

エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力136ps。ボディサイズは全長4565mm×全幅1695mm×全高1475mmです。

人気のあるカラー

アリオン A15のボディカラーは、下記の8色が設定されています。

・スーパーホワイトII
・ホワイトパールクリスタルシャイン
・シルバーメタリック
・アティチュードブラックマイカ
・ブラッキッシュアゲハガラスフレーク
・ダークレッドマイカメタリック
・ダークシェリーマイカメタリック
・フロスティーグリーンマイカ

この中では、パール塗装が施された白色の「ホワイトパールクリスタルシャイン」が人気です。

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アリオン A18

アリオン A18

スポーティーさと洗練さを兼ね備えた「アリオン A18」

アリオン A18は、アリオンが誕生した当初から現在まで設定されているグレードです。

スポーティーさと洗練さを兼ね備えたこのグレードは、1.8L 直列4気筒DOHCエンジンを搭載しています。駆動は、2WDと4WDが設定されました。

エクステリアは、押し出し感のあるフロントグリルや精悍さを増したシャープなヘッドランプなど、高級感とスポーティーさを表現。

インテリアのインストルメントパネルは、センタークラスターからシフトレバー付近までの形状を変更し、一体感のあるシャープで洗練されたデザインを実現しています。

中古で購入する際の目安となる予算

アリオン A18を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2001年式:流通量希少により算出不可
2002年式:30万円~39万円
2003年式:流通量希少により算出不可
2004年式:流通量希少により算出不可
2005年式:12万円~15万円
2006年式:流通量希少により算出不可
2007年式:38万円~45万円
2008年式:30万円~48万円
2009年式:39万円~49万円
2010年式:38万円
2011年式:流通量希少により算出不可
2012年式:74万円
2013年式:77万円
2014年式:89万円
2015年式:79万円~115万円
2016年式:99万円~114万円
2017年式:168万円
2018年式:138万円
2019年式:186万円
2020年式:228万円
2021年式:流通量希少により算出不可

アリオン A18もアリオン 15同様、中古車の流通量は多くないです。初期年式のものはかなりこなれてきていますが、高年式のものはまだ高い価格がついています。

先代モデルとの比較

第1世代:2001年~2007年
アリオン A18は、アリオン誕生当初から設定されたグレードです。搭載されているエンジンは1ZZ-FE型で、トランスミッションは4ATが採用されました。フルオートエアコンやパワーウィンドウ、UVカットガラスなどを標準装備しています。

この世代の中古車は年式が古いので、数台流通しているという状況です。車両状態も年式相応のものが多いため、価格もかなり安くなっています。

エンジンは1.8L直列4気筒ターボ最高出力132ps。ボディサイズは全長4550mm×全幅1695mm×全高1470mmです。

第2世代(現行モデル):2007年~2021年
2代目のアリオン A18は、2代目でも上級グレードとして設定されました。搭載されているエンジンは、この世代から2ZR-FE型に変更されています。2代目登場当初はフルオートエアコンを装備していましたが、2010年以降はマニュアルエアコンに変更となりました。

この世代のアリオン A18の中古車は、それなりの台数が流通しており、年式も新しいものが多いため、まだ高値で取引されている個体も多いです。

エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力136ps。ボディサイズは全長4565mm×全幅1695mm×全高1475mmです。

人気のあるカラー

アリオン A18のボディカラーは、下記の8色が設定されています。

・スーパーホワイトII
・ホワイトパールクリスタルシャイン
・シルバーメタリック
・アティチュードブラックマイカ
・ブラッキッシュアゲハガラスフレーク
・ダークレッドマイカメタリック
・ダークシェリーマイカメタリック
・フロスティーグリーンマイカ

この中では、パール塗装が施された白色の「ホワイトパールクリスタルシャイン」が人気です。

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アリオン A20

アリオン A20

アリオンの最上級グレード「アリオン A20」

アリオンA20は、アリオンが誕生した当初から現在まで設定されているグレードです。

5ナンバー枠に収まる4ドアセダンボディを架装しているアリオンA20は、2.0Lエンジンを積むアリオンの最上級グレードとして位置づけられています。

初代では1AZ-FSE型エンジンを搭載していましたが、2代目では3ZR-FAE型エンジンに変更となりました。上級グレードらしく、フルオートエアコンやパワーウィンドウ、本革巻きステアリング、UVカットガラスなどを標準装備しています。

中古で購入する際の目安となる予算

アリオン A20を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2001年式:流通量希少により算出不可
2002年式:流通量希少により算出不可
2003年式:流通量希少により算出不可
2004年式:流通量希少により算出不可
2005年式:流通量希少により算出不可
2006年式:流通量希少により算出不可
2007年式:流通量希少により算出不可
2008年式:49万円
2009年式:33万円~44万円
2010年式:33万円~58万円
2011年式:流通量希少により算出不可
2012年式:85万円
2013年式:流通量希少により算出不可
2014年式:流通量希少により算出不可
2015年式:63万円
2016年式:流通量希少により算出不可
2017年式:流通量希少により算出不可
2018年式:流通量希少により算出不可
2019年式:183万円
2020年式:流通量希少により算出不可
2021年式:179万円

アリオン A20もアリオン誕生当初から20年設定されているグレードですが、現時点の中古車市場では数台しか流通していません。初代に限っては1台も流通していないようです。

先代モデルとの比較

第1世代:2001年~2007年
アリオン A20は、アリオン誕生当初から設定されたグレードです。搭載されているエンジンは1AZ-FSE型で、トランスミッションは無段変速CVTが採用されました。

この世代の中古車は1台も流通していません。年式も古いので状態のよいものも少ないと考えられます。そのため、無理にこの世代のアリオン A20を選ぶよりも、2代目を選んだほうが条件に合った車両を見つけやすいでしょう。

エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力152ps。ボディサイズは全長4550mm×全幅1695mm×全高1470mmです。

第2世代(現行モデル):2008年~2021年
2代目のアリオン A20は、2代目が登場した翌年の2008年から設定されます。搭載されているエンジンは、この世代から3ZR-FAE型に変更しました。

先代は全く流通していなかったアリオン A20の中古車は2代目から流通していますが、台数はあまり多くはありません。年式によっては1台も流通していないこともあるので、車両状態を良く確認した上で購入を決めたほうがいいでしょう。

エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力152ps。ボディサイズは全長4590mm×全幅1695mm×全高1475mmです。

人気のあるカラー

アリオン A20のボディカラーは、下記の8色が設定されています。

・スーパーホワイトII
・ホワイトパールクリスタルシャイン
・シルバーメタリック
・アティチュードブラックマイカ
・ブラッキッシュアゲハガラスフレーク
・ダークレッドマイカメタリック
・ダークシェリーマイカメタリック
・フロスティーグリーンマイカ

この中では、パール塗装が施された白色の「ホワイトパールクリスタルシャイン」と、漆黒の「ブラッキッシュアゲハガラスフレーク」が人気です。

アリオン A15 Gパッケージ

アリオン A15にGパッケージを装備した「アリオン A15 Gパッケージ」

アリオン A15 Gパッケージは、アリオンが誕生した翌年の2002年に追加設定されたグレードです。

エンジンは、1.5L直列4気筒DOHCエンジンを搭載しました。

インテリアでは、明色・メーター指針を白に統一することで高級感を付与するとともに視認性を向上させています。

安全装備には、複数の予防安全装備をパッケージ化した「Toyota Safety Sense C」に加え、駐車時などにおける衝突回避や、衝突被害軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナーを標準装備しました。

中古で購入する際の目安となる予算

アリオン A15 Gパッケージを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2002年式:流通量希少により算出不可
2003年式:流通量希少により算出不可
2004年式:28万円~39万円
2005年式:38万円~49万円
2006年式:22万円~51万円
2007年式:38万円~49万円
2008年式:39万円~67万円
2009年式:35万円
2010年式:43万円~64万円
2011年式:66万円~67万円
2012年式:56万円~88万円
2013年式:59万円~98万円
2014年式:69万円~99万円
2015年式:80万円~129万円
2016年式:118万円~148万円
2017年式:128万円~162万円
2018年式:138万円~165万円
2019年式:132万円~169万円
2020年式:流通量希少により算出不可
2021年式:流通量希少により算出不可

アリオン A15 Gパッケージの中古車は、かなり豊富な台数が流通しています。そのため、他のグレードと比べて条件に合った車両を探しやすいでしょう。

先代モデルとの比較

第1世代:2002年~2007年
アリオン A15 Gパッケージは、2002年から設定されたグレードです。UVカットガラスやウッドパネルを標準装備しています。安全装備では、サイドインパクトバーやブレーキアシスト、EBD(電子制動力配分装置)などが装備されました。インテリアでは、漆黒のパネルに指針や目盛り、文字、警告灯類が時間差で浮かび上がる演出で人気のあるオプティトロンメーターが装備されており、より快適な室内空間を実現しています。

初期年式こそ流通はないものの、2004年式以降は安定した台数が流通しており、価格もこなれてきました。

エンジンは1.5L直列4気筒ターボ最高出力109ps。ボディサイズは全長4550mm×全幅1695mm×全高1470mmです。

第2世代(現行モデル):2007年~2021年
2代目のアリオン A15 Gパッケージでは、2010年に行われたマイナーチェンジで、スマートエントリー&スタートシステム、ラグジュアリーシート、盗難防止システムが搭載されました。

この世代のアリオン A15 Gパッケージの中古車は非常に豊富です。そのため、条件に合った車両を探しだすことができるでしょう。

エンジンは1.5L直列4気筒ターボ最高出力109ps。ボディサイズは全長4590mm×全幅1695mm×全高1475mmです。

人気のあるカラー

アリオン A15 Gパッケージのボディカラーは、下記の8色が設定されています。

・スーパーホワイトII
・ホワイトパールクリスタルシャイン
・シルバーメタリック
・アティチュードブラックマイカ
・ブラッキッシュアゲハガラスフレーク
・ダークレッドマイカメタリック
・ダークシェリーマイカメタリック
・フロスティーグリーンマイカ

この中では、パール塗装が施された白色の「ホワイトパールクリスタルシャイン」が人気です。

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※本記事は、2021年1月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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