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更新日:2019.06.22 / 掲載日:2018.11.19

日産キューブの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

日産キューブの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム

キューブは2代目「マーチ」とプラットフォームやパワートレインを共有し、背の高いハコ型のボディを架装し、優れたユーティリティ&ラゲージスペースを備えるトールワゴンとして、1998年2月に誕生しました。

横長の大型ヘッドランプや縦に厚みのあるフロントバンパーを備え、スッキリとしたフロントマスク、ボンネット先端を低めたスラントノーズに加え、室内スペースを最大限に確保するためのエッジを立てたスクエアなボディフォルムなど、従来のモデルにはない個性的な佇まいが特徴のコンパクトカーです。

全長3750mmの5ナンバーサイズの2ボックススタイルボディを身にまとい、大きなガラスエリアや高めに設定された運転席からの視界性の良さなどから、誰でも運転のしやすさが実感できる取り回しの良いパッケージデザインが特徴のモデルです。

発売早々から幅広い層のユーザーに親しまれ、リリースから約10ヶ月で累計生産台数10万台を記録するなど、新たなカテゴリーの先駆モデルとして確固たるポジションを築きました。
その人気から同様のコンセプトを持つフォロワーが競合の自動車メーカーからも誕生しています。

その後も、初代モデルからのコンセプトや意匠を継承しながら進化を続け、エッジを丸め、柔らかさを融合させたスクエアなボディデザインの採用や室内の居住性・走行性能の向上など商品力を高めています。

また、2009年4月には生産累計100万台を達成するなど、日産のラインナップでも重要なポジションを占めるコンパクトカーです。

初代モデルより、関連会社オーテックジャパンがカスタマイズを施したドレスアップモデル「ライダー」や魅力的な仕様を備えた特別仕様車が数多くラインナップされているのも、大きな特徴です。

2代目モデルでは3列シートを備えた7名乗仕様の「キューブキュービック」が派生モデルとしてリリースされています。

ここではキューブの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。 

キューブの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

キューブの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム

3代目 日産 キューブZ12系(2008年~)の主なグレードの特徴

ここでは2008年11月以降に登場した3代目モデルを取り上げます。 

・15X
2014年11月にラインナップが整理され、パワートレインも見直しされます。
1.5L直列4 気筒自然吸気エンジン「HR15DE」とエクストロニックCVTは全グレードに共通し、駆動方式は2WD/FFのみの設定となります。

マニュアルエアコンや15インチタイヤ&フルホイールカバー、最適配光マルチリフレクターハロゲンヘッドランプ仕様のベーシックグレードです。

ベーシックグレードながら、スーパーUVカットグリーンフロントガラスやUVカット断熱グリーンフロントドアガラス、UVカット断熱機能付プライバシーガラス(リヤドア/リヤサイド/バックドア)をはじめ、プッシュエンジンスターターやインテリジェントキー、運転席シートリフター&チルトステアリングに加え、電動格納式リモコンカラードドアミラーなどの快適装備が施されています。

後席ヘッドレスト、大型フロントアームレストや大型リヤアームレスト、スライド&リクライニング機構付6:4分割可倒式リヤシート、本革巻3本スポークステアリングホイールなどは全グレードに共通した装備です。

また、先進のアイドリングストップやファインビジョンメーターを装備しています。

・15X Vセレクション
「15X」グレードに対して、フロントフォグランプ、インテリジェントオートライトシステム(フロントワイパー連動、薄暮れ感知「おもいやりライト」機能付)などの安全装備に加え、外気温度計(メーター内ディスプレイ)、後席アシストグリップが追加装備される上位グレードです。

また、プラズマクラスター搭載フルオートエアコン、メッキインナードアハンドル、4スピーカーへとグレードアップされます。
本グレードから大開口スタイリッシュガラスルーフ(UVカット機能付プライバシーガラス)+SHOJIシェード&手動格納式ロールブラインドがオプションで選択可能です。

・15G
「15X Vセレクション」グレードに対して、光輝度バイキセノンヘッドランプや16インチタイヤ&アルミホイール、SRSカーテンエアバッグシステムなどが装備される最上位グレードです。

また、スピーカーは6個へとグレードアップされ、運転席にもアシストグリップが装備されます。
オプションではインテリアのカラーバリエーションがヴィンテージキャメルやインディゴブルー、ラウンジブラウンなど、個性的な5タイプが設定されています。 

日産 キューブ Z12系の中古車一覧

キューブの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

キューブの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム

ここでは、キューブの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。

なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年8月時点で参照したものとなります。

2代目 日産 キューブ Z11系(2002年~2008年)の燃費・維持費

・BZ11:1.4L/4AT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:16.4km/L
年間ガソリン代:約82,317円(609.7L x 135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約116,817円 ※3

14S(2008年5月モデル)

・BNZ11:1.4L/4AT /フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:16.0km/L
年間ガソリン代:約84,375円(625.0L x 135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約118,875円 ※3

14S FOUR(2008年5月モデル)

・YZ11:1.5L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:19.4km/L
年間ガソリン代:約69,587円(515.5L x 135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約104,087円 ※3

15RX(2008年5月モデル)

3代目 日産 キューブ Z12系(2008年~)の燃費・維持費

・Z12:1.5L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:19.0km/L
年間ガソリン代:約71,052円(526.3L x 135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約105,552円 ※3

15X(2013年10月モデル)

・NZ12:1.5L/CVT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:15.6km/L
年間ガソリン代:約86,538円(641.0L x 135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約121,038円 ※3

15X FOUR Vセレクション(2013年10月モデル)

※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年8月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。

キューブの中古車価格相場から選ぶ

キューブの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム

キューブはスクエア形状のシンプルながら個性的なスタイリング、実用性・利便性に優れる横開きの非対称バックドアを採用する、斜め後方の視界性の良さなど、広々とした室内空間とともに人気の高いコンパクトミニバンモデルであり、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。

キューブの主なグレード・型式の中古車価格帯

2代目 日産 キューブZ11系:0.1~89万円
BZ11:0.1~89万円
BNZ11:7.8~67.8万円
YZ11:4.8~59.8万円

EX:1.3~35.9万円
SX:0.1~54.8万円
SX 70th-II:5~45.3万円
SX MD/CDセレクション:4.9~32.2万円
アジャクティブ:13~49万円

3代目 キューブZ12系:4.5~179万円
Z12:4.5~170万円
NZ12:19.8~179万円

15RX:4.8~52.9万円
15X:12~170万円
15X Vセレクション:5~168万円
15G:23.8~147万円
15X FOUR インディゴ+プラズマ:29~94.3万円
コダワリセレクション:85~125.3万円

2004年以前のモデルでは10万円未満から20万円台まで、豊富な登録台数が見受けられます。2002年10月から販売されている2代目モデルでは、最終モデルに相当する2008年式でも10万円台から30万円台を中心に分布しており、値ごろ感がある相場が形成されています。

2008年11月にリリースされた3代目モデルは、初期モデルは既に登録から約10年が経過しています。そのため、2代目モデル同様に中古車価格もだいぶ値ごろ感が出てきている年式も見受けられます。実質初年度にあたる2009年式以降、多くの登録車が分布しており、2009年式から2013年式の年式では10万円台から80万円台の価格帯が中心となります。走行距離に関しては特に偏りは見られず、1000km未満から15万km未満の車両まで、たくさんの登録車から予算や仕様など希望に沿った1台が見つかることでしょう(上記中古価格帯については、2018年8月7日時点での数値となっています)。

年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。 

キューブ(日産)の価格相場|中古車なら【グーネット】

キューブ Z11系(日産)の価格相場|中古車なら【グーネット】

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日産 キューブの中古車一覧

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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