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更新日:2018.11.14 / 掲載日:2015.09.28
ジャガー、「XF」をフルモデルチェンジ
ボディの75%にアルミニウムを使用した新型「XF」
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは9月25日、ラグジュアリー・サルーン「XF」をフルモデルチェンジし、日本で発売した。
新型XFは、ボディの75%にアルミニウムを使用した軽量モノコック構造を採用。従来モデルと比較すると、最大190kgの軽量化に成功している。縦方向と横方向の双方に理想的な剛性を提供するというダブルウィッシュボーン式フロントサスペンションとインテグラルリンク式リアサスペンションを組み合わせ、ねじり剛性を最大で28%向上させた。前後重量配分は50:50にし、快適な乗り心地とハンドリングを両立した。
車間距離を維持しながら走行するアダプティブ・クルーズ・コントロールを採用
ボディサイズは、従来モデルから全長が10mm短い4965mm、全幅は5mm低い1455mmとなる。ホイールベースは50mm拡大して2960mm。それにより、後部座席のレッグルームを15mm、ニールームを24mm、ヘッドルームを27mm拡大し、広い室内空間を実現した。
エクステリアデザインは、ひと目でジャガーと分かる要素を踏襲しつつ、ジャガー初となるアダプティブ・フルLEDヘッドライトを採用。フロントオーバーハングを短くすることでクーペを彷彿とさせるデザインに仕上げた。フロントバンパーに開口部を設けたことで、空力効率を向上させた。
フロントバンパーに開口部を設けたことで、空力効率を向上させた
パワートレーンは、ガソリンエンジンとして2.0リッター直列4気筒ターボと3.0リッターV型6気筒スーパーチャージャーを採用。2.0リッターエンジンは、最高出力240ps、最大トルク340Nmを発生。3.0リッターエンジンは、最高出力340ps、最大トルク450Nmを発生。または最高出力380ps、最大トルク450Nmを発生する。また、ジャガー・ランドローバーが設計から生産までを手がけたという2.0リッター直列4気筒ディーゼルターボも用意。最高出力180ps、最大トルク430Nmを発生する。トランスミッションは、全車8速ATが組み合わされる。
自動的にハンドル操作をして適切な走行位置に補正する「レーンキープ・アシスト」を採用
そのほか、滑りやすい路面でもステアリング操作のみで低速の一定速度(3.6~30km/h間)で走行できる「オール・サーフェイス・プログレス・コントロール」を採用。車間距離を維持しながら走行するアダプティブ・クルーズ・コントロール、衝突を回避または衝突の衝撃を軽減する自動緊急ブレーキ、コーナリング時のアンダーステアの発生を抑えるトルクベクタリング・バイ・ブレーキングなどを標準装備とした。自動的にハンドル操作をして適切な走行位置に補正する「レーンキープ・アシスト」、ブレーキとアクセルペダルを操作するだけで縦列駐車、並列駐車および出庫を自動で行う「パークアシスト」をオプション設定とした。
メーカー希望小売価格は598万円(税込)~1105万円(税込)