【トヨタ】アルファードとヴェルファイアをフルモデルチェンジ 2015【価格】

　フロアを低床化したことで全高は先代より10mm低い1880mmとなったが、室内高は先代同等の1400mmを確保。シートアレンジもいっそう多彩になった。助手席をセカンドシートと同じシートレール上に設置することで最大1160mmのスライドを可能とした「助手席スーパーロングスライドシート」を採用。助手席側に荷室長2150mmのスペースを確保することもできる。

　ステップ高も先代より50mm低い350mmに設定。こどもや高齢者の乗降にもやさしい構造となっている。

　新しく設定されたエグゼクティブ・ラウンジでは、後席の居住性を追求している。セカンドシートに幅を約100mm拡大した専用の「エグゼクティブ・ラウンジ シート」を採用。140mm伸縮するパワーオットマン、シートヒーター、ベンチレーション、格納式テーブルなどを備え、快適性や利便性も高めている。また、リアシートエンターテイメントシステムとして、リモコン操作で電動開閉するWVGA方式の12.1型モニターと、12chアンプ、17スピーカーからなるJBLプレミアムサウンドシステムを搭載。

　安全、快適装備としては、前走車や障害物をミリ波レーダーで検知し衝突の危険があると判断した場合にドライバーに警告してブレーキの制御を行う「プリクラッシュセーフティ」、壁などの障害物を検知している状況でアクセルを強く踏み込んだ場合にエンジン出力を抑制し距離が縮まると自動的にブレーキをかける「インテリジェントクリアランスソナー」のほか、世界初の技術として、ボディやシートを透かして車外を見るような映像を表示する「シースルービュー」機能付きのパノラミックビューモニター、切り返しを伴う駐車にも対応した「インテリジェントパーキングアシスト2」、スライドドアの検知エリアに近づくだけでスライドドアを自動的にアンロックされてオープンする「ウェルカムパワースライドドア機能」などが標準またはオプションとして採用されている。