車のエンタメ
更新日:2018.11.20 / 掲載日:2017.05.02
シューマッハのF1も登場! モーターファンフェスタ2017 in富士スピードウェイ
文●ユニット・コンパス 写真●川崎泰輝
1.5kmという日本屈指の長さを誇る富士スピードウェイのホームストレートが名車とファンで埋め尽くされた。これは、4月30日(日)に富士スピードウェイで開催された「モーターファンフェスタ2017 in 富士スピードウェイ」の目玉企画、スーパーグリッドウォークでのひとコマ。
フロントローを飾るのは時代の異なる2台のF1マシン、ジョーダン191とフェラーリF310。いずれも帝王ミハエル・シューマッハがドライブしたそのものだ。その後ろにもフォーミュラニッポンといった現役レーシングマシンからランチア・ストラトスやデロリアンといった名車、旧車、珍車がずらり。なかにはパガーニ ゾンダレボリューションのような時価数億円(!)とも言われる超スーパーカーまで、時代もカテゴリーも異なる多種多様、バラエティ豊かなラインアップを通常ではありえないような近い距離でじっくりと楽しめるという、まさにクルマ好きにとっては夢のようなプログラムだった。
「体験」、「試乗」をテーマに据えたという本イベントでは、国内外の自動車メーカーやアフターパーツメーカー、そして数多くの自動車メディアが協力。55台もの個性的な新型車が体験できる「新型車大試乗会」やMIRAI&クラリティFC、プリウスシリーズのプリウスPHV&BMW i3といった比較されることの多い車種を実際に乗り比べできる「乗り比べ試乗会」、プロドライバーの運転でスポーティモデルの魅力を体感できる「GENROQ SUPER DRIVE」、カスタマイズパーツを組み込んだチューニングカーの試乗会など、趣向を凝らした試乗イベントが目白押し。
さらにサーキットの本コースを利用した走行プログラムも充実で、フェラーリF1マシンのデモランを始め、日本発祥のモータースポーツとして海外でも人気のドリフト競技「D1GPエキシビジョン」、アウディR8やアストンマーティンDB11、フェラーリ599XXといったスーパースポーツが本気でタイムアタックする「スーパースポーツアタック」など、国際サーキットならではの規模を生かした迫力のある走行シーンも楽しめた。
また、圧巻だったのが、パドックやパーキングを利用して行われた「パワークラフトミーティング」および「リバティウォークミーティング」。いずれもフェラーリやランボルギーニといったスーパースポーツを中心としたカスタマイズカーの展示とパレードランなのだが、驚きはその規模。なんと総勢200台を超える台数で、右を見ても左を見てもフェラーリ、ランボルギーニが列をなすという非日常の空間が出現。所有者たちがそれぞれ趣向を凝らしたカスタムも個性的で、来場者の目を大いに楽しませた。
モータースポーツやヒストリックカーだけでなく、チューニングやカスタマイズといった様々なクルマ文化が一堂に会した「モーターファンフェスタ2017 in 富士スピードウェイ」。広いサーキットの敷地を何週もしてしまうほど盛り込まれた見所と出展者たちのサービス精神に、心から楽しめたイベントだった。
フェラーリ599XX
ランチア037ラリー
フォーミュラニッポンFN09
フェラーF310
トムス85CL
マツダ787B
マナティMk4
マクランサ
ホンダS6レーシング
パガーニ ウアイラ テンペスタ
カルソニック スカイライン
フォードGT
東海チャレンジャー2013
ランチア ストラトス
シトロエン BX 4TC Group.B
トヨタ セリカ GT-Four(WRC)
TS050 HYBRID