中古車購入チェックポイント
更新日:2018.11.24 / 掲載日:2012.11.16

日産 エクストレイル (2010年7月~2012年7月) 中古車購入チェックポイント

  • 日産 エクストレイル (2010年7月~2012年7月) 中古車購入チェックポイント

    日産 エクストレイル

    LDA-DNT31
    参考車両:20GT 6AT-M
    初年度登録:2011年11月
    追加装備:<ディーラーオプション>:オーディオ一体型ナビ、フロアマット (2011年11月)

  • 日産 エクストレイル

■全体のチェックポイント

2007年8月から発売している2代目(T31型)「エクストレイル」。参考車両は、2010年7月のマイナーチェンジから2012年7月にグレード体系や装備設定を一部変更する前まで販売していたモデル。ディーゼルの6AT-M車にディーラーオプションが付いている。まずは実際の車両を見て、仕様・装備を確かめる。車体まわりは、走行に支障をきたすような事故歴や修理歴がないか確認。ディーゼルターボエンジンは、オイル管理が大切だが、排気ガス浄化機構のコントロールユニットやセンサーなど制御系の状態にも注意が必要。4WDシステム「オールモード4×4-i」およびVDC、ブレーキLSD、4WDモードといった関連機構も正しく整備している車両を手に入れたい。整備付・保証付の車両を購入するほうが不安は少ないだろう。

  • 1.車両の雰囲気から探る

    日産 エクストレイル (正面)

  • 1.車両の雰囲気から探る

     まずは車両の周囲をひと巡りして、どこかに違和感や不自然に見える部分などがないかチェック。
     前方からは、バンパー/グリル/ボンネット/ヘッドライト/フェンダーなどバランスを見る。前面は、基本的に左右対称になっていることもポイントだ。左右ライトの片方だけが新しい場合(交換の疑い)は、その側の車体部を修理している可能性がある。ナンバープレートの変形や修正跡なども、車体部の修理を疑ってみる。バンパーは、角あたりの傷や破損、下部の無塗装樹脂プロテクター部の損傷などにも注意。細部では、バンパーやボンネット、フロントガラスなどに飛び石傷がないかチェックする。

  • 2.後部のチェックポイント

    日産 エクストレイル (後部)

  • 2.後部のチェックポイント

     前面と同様に、バンパー/テールゲート/コンビネーションランプ/フェンダーなどのバランスをチェック。後部ナンバープレートは、封印の傷(ナンバープレートを外した形跡)が後部車体の修理/交換を推測する手がかりになる。
     テールゲートの立て付けを見て、全体に狂っているようなら、テールゲートがずれているか、あるいは車体が歪んでいる疑いもある。部分的に隙間が狂っている箇所があれば、その部分の車体部を修理/交換している可能性があるので、詳しく調べてみよう。

  • 3.角度を変えると見える

    角度を変えると見える

  • 3.角度を変えると見える

     外装は、見る角度を変えながらチェックすれば、プレスラインのずれや崩れ、微妙な立て付けの狂いなども確認しやすい。
    パネル面を斜め方向から透かして見るようにすれば、小さな凹みや浅くて広い凹み、波打ち(しわ)なども見落とすことがない。
     しわが寄っているのは、ダメージ痕か、板金修理跡。塗装の艶が違っている部分やザラザラとした肌荒れ状態になっている箇所なども、修理跡かもしれない。

  • 4.隙間の幅と色調を比べる

    隙間の幅と色調を比べる

  • 4.隙間の幅と色調を比べる

     外装の立て付けは、例えば車体前部側面では、バンパー、ヘッドライト、ボンネット、フェンダー、ピラー(フロントガラス部の柱)、ドアなどが隣接している。それぞれの隙間の幅が均等になっていなければ、ダメージを負ってずれているか、修理/交換してずれた可能性がある。隣り合っているパネルの色艶が違っている場合は、修理や交換で塗装している疑いがある。

  • 5.整備状態を確かめる

    日産 エクストレイル (エンジン)

  • 5.整備状態を確かめる

     定期点検整備記録と突き合わせて、エンジン周辺をチェック。オイル漏れにも注意。ディーゼルターボエンジンは、オイルの劣化が早いので、オイル交換の時期にも注意したい。詳しい整備状況は、販売店スタッフに聞いて確認しよう。
     交換したように見える新しい部品が付いていたら、消耗品か、不具合があったのか、それとも事故などでダメージを受けたのか、交換した理由を探ってみる。

6.車体内側の鉄板を調べる

 左右フェンダー側や室内側のパネル、フレーム、メンバー(補強部材)など、エンジンルーム内側の鉄板を調べよう。カバー類や機器類などがあるので細部まで見るのは難しいかもしれないが、歪みや修理/交換跡などがないかチェックしたい。
 車体の骨格となっている部分を修理している車両は、修復歴があることを明示しているはずだが、念のために、事故歴や修理歴がないか販売店に聞いてみよう。

  • 7.取り付け状態を確認

    日産 エクストレイル (フロントフェンダー)

  • 7.取り付け状態を確認

     フロントフェンダーは、エンジンルーム側に錆や腐食、修理跡などがないかチェック。同時に、取り付けネジを回した形跡がないかチェック。ブラケット(下でフェンダーを支えている金具)部も、修正したり修理した形跡がないかチェック。サイドフレームも見てみよう。
     フロントフェンダーは、車体構成上の重要な車体補強部材とはなっていないので、外傷などを修理しても修復歴にはならないが、外して修理、あるいは交換していれば、車体内側の骨格部にダメージが及んでいないか確かめる必要がある。

  • 8.前部の必須チェックポイント

    日産 エクストレイル (ラジエターサポート)

  • 8.前部の必須チェックポイント

     エンジンルームの最前部にあるラジエターサポートは、車体部に強い衝撃を受けると影響が及びやすい。歪みや破損、修理や交換の形跡などがないか調べよう。左右のフェンダーに繋がっている部分や接続部あたりも、異常がないかチェック。ラジエターやエアダクト、グリル、ヘッドライトなど関連部品。バンパーやフェンダーなど周辺も含めて慎重にチェックしよう。

  • 9.交換した様子がないか見る

    日産 エクストレイル (ボンネット)

  • 9.交換した様子がないか見る



     ボンネットは、外面をチェックしたら、裏面側も修理跡などがないかチェック。外して修理、あるいは交換することもあるので、ヒンジ部のネジもチェック。ヒンジおよび車体側のヒンジ固定部周辺の状態も調べよう。
     ボンネットを修理/交換していれば、ボンネット単独の損傷なども考えられるが、車体部を修理/交換している可能性があると見立てて、車体前部一帯を慎重にチェックする必要がある。

10.縁と奥も覗いてチェック

 フェンダーは、膨らんでいるホイールアーチ(タイヤを囲っている部分)に損傷を負うことも多い。エクストレイルは、縁の部分に設置しているプロテクターに損傷がないかチェックし、取り付け状態を確認。フェンダー自体に傷や凹み、修理跡などがないかチェック。フェンダーに歪みがないかもチェック。さらに、フェンダーの奥を覗いて、タイヤハウス内の状態もチェック。内側に設置しているフェンダーライナー(泥よけカバー)に異常がないかチェック。同時に、バンパー側の状態も見てみよう。

  • 日産 エクストレイル (フェンダー1)

  • 日産 エクストレイル (フェンダー2)

11.下側に要チェックポイント

 エクストレイルは、ドア一体シルプロテクター。ドアの下部にプロテクターを設けて、ドアが車体側のサイドシル(車体の梁)をカバーするようになっている。プロテクターに傷や破損、修理/交換の形跡などがないかチェック。注意したいのはサイドシルのほうだ。床下側を覗いて、下に突き出ている部分に損傷や錆、修理/交換の形跡などがないかチェック。ドアを開けて、ステップ部(サイドシルの上側)の状態も慎重にチェックしよう。

  • 日産 エクストレイル (下部1)

  • 日産 エクストレイル (下部2)

  • 日産 エクストレイル (下部3)

12.周辺も調べて判断する

 ドアに大きな損傷を負うと、外して修理することもあり、交換してしまうことも多い。ドアヒンジ部のネジをチェックしよう。
 ただし、ドアの立て付け調整などでネジを回すこともあるので、ネジを見ただけでドアを外して修理/交換していると決めつけるわけにはいかない。ドア自体をはじめ、ヒンジ、ピラー(柱)やサイドシル(梁)など周辺の状態も詳しく調べて判断する必要がある。

  • 日産 エクストレイル (ドア ヒンジ1)

  • 日産 エクストレイル (ドア ヒンジ2)

  • 13.リアフェンダーのチェック

    日産 エクストレイル (リアフェンダー)

  • 13.リアフェンダーのチェック

     ドアを開けて、開口部を調べよう。後席への乗り降りで傷付けることもある。傷や塗装欠けなどがないか、簡易補修跡などがないかチェック。衝撃を受けた形跡や修理跡がないかもチェックしよう。開口部にマスキング跡があれば、リアフェンダーを補修、あるいは修理しているので、ダメージの程度と範囲を確かめる。車体右側は、フューエルリッドを開けて、内部にマスキング跡や修理跡などがないかチェック。フューエルリッド表面の色調がフェンダー部と違っていないか注意しよう。

  • 14.テールゲートのチェック

    日産 エクストレイル (テールゲート)

  • 14.テールゲートのチェック

     解錠・施錠の具合をまずチェック。テールゲートを開閉して、上げ下げの動きがスムーズかどうかチェック。上げた全開状態でしっかり止まっていることも確認。
     閉める時にカチッとうまく収まらない場合は、トランクリッドがずれているか、あるいは車体が歪んでいることも考えられる。ずれているだけなら調整すれば直ることもあるが、車体が歪んでいる車両には要注意。不審に思えたら販売店スタッフに聞いてみよう。

  • 15.開口部の状態も見る

    日産 エクストレイル (テールゲート 開口部)

  • 15.開口部の状態も見る

     テールゲートは、内側に修理跡などがないかチェック。テールゲートを交換している形跡がないか、取り付けもチェック。ヒンジおよびルーフ側のヒンジ固定部周辺に歪みや修正跡、修理跡などがないかチェック。
     テールゲートの開口部には、鉄板の接合部がある。溶接、シーラー、塗装などに注意しながら修理/交換跡がないかチェック。下部は、コンビネーションランプやバンパーなどの状態に注意。後方から強い衝撃を受けると広範囲に波及することがあるので、フェンダー、ピラー、ルーフ、キャビン(室内)なども慎重にチェックしよう。

  • 16.タイヤとホイールのチェック

    日産 エクストレイル (タイヤ)

  • 16.タイヤとホイールのチェック

     タイヤは、スリップサインを目安に、残り溝の深さを点検し、傷や異物の刺さり、ひび割れなどがないかチェック。 接地面の摩耗状態も調べよう。外側だけとか内側だけなど、一部が極端に減る偏摩耗を起こしていれば、アライメント(ホイールの取り付け角度)が狂っているのか、車体が歪んでいるのか確かめる必要がある。異常摩耗は、不適切なエア圧などでも起こるが、車体やサスペンションなどの異常を知る手がかりになる。
     アルミホイールは、傷や歪み、破損などがないかチェック。リムの縁(タイヤと接している部分)の傷や曲がりにも注意。事故などによる過度な衝撃で生じることがある変形や割れにも注意したい。

  • 17.床下を覗いてチェック

    日産 エクストレイル (床下)

  • 17.床下を覗いてチェック

     パネル、フレーム、メンバー(補強部材)など鉄板部。マフラーやサスペンションなど部品類。ブラケット(ステー)など金具類やカバー類なども。傷、破損、曲がり、歪みなどがないか、修理や交換した形跡などがないかチェック。前後バンパーの裏側あたりなど、奥まで覗いて、できるだけ細かくチェックしよう。不整地を走って床下を打った形跡がないか見てみるが、事故などによるダメージ痕にも要注意。
     油汚れ(オイルやグリスなどの漏れ)や水漏れ、樹脂やゴム部品の破損などにも注意。錆があれば、表面に浮いている程度なら心配ないといえるが、広がり範囲と腐食の進行状態を確かめよう。

18.現状を聞いてみる

 エンジンをかけてもらい、始動具合やアイドリング回転、排気ガスの色などをチェック。できれば自分でエンジンをかけて、始動時には表示灯や警告灯類の点灯なども見てみたい。
 ディーゼル車は、DPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)スイッチやDPF警告灯を装備しているのがガソリン車と違っているところだが、ディーゼルの扱い方や疑問などがあれば販売店スタッフに聞いてみよう。どこかに異常がないか、不調や不具合などがないか、現状も聞いて確認したい。

  • 現状を聞いてみる1

  • 現状を聞いてみる2

  • 現状を聞いてみる3

  • 19.装備機器類の機能を確認

    日産 エクストレイル (装備機器)

  • 19.装備機器類の機能を確認

     ウインカーやヘッドライト、ブレーキランプなど保安装置類。パワーウインドウの開閉や室内ランプの点灯など基本的な機能のほか、リモコンキーでの各部作動状態も確認。エアコンは、冷房・暖房の効き具合を確かめる。ヒーター付シートや保温保冷機能付カップホルダーなども機能しているかチェックしたい。とりあえずは、わかるところだけでもチェックしておいて、細かい部分に不具合などがないかは販売店で点検してもらうようにしよう。
     参考車両には、ディーラー装着のカーナビが付いている。仕様グレードによって異なる標準装備や追加装備の有無などは、販売店で車両を見て確かめておこう。

20.走行機能の状態を確認

 参考車両はマニュアルモード付6速AT車。セレクトレバーの操作具合をチェック。できれば試乗して、走行時のオートマチック動作とマニュアルモードのシフト、4WD・LOCK・2WDモードなどもチェックしたい。とはいっても、異常や不具合を判断するのは難しい。購入を決めるなら、エンジン、トランスミッション、4WDシステム、ブレーキなどのほか、ヒルディセントコントロール、ヒルスタートアシスト、オートスピードコントロールなど、走行に関わる部分はすべて正しく整備した状態で納車してもらうようにしよう。

21.隅まで細かくチェック

 室内は、シートや内装材などに汚れや傷、染み、穴などがないか。運転席周辺だけでなく、後席やラゲッジルームも丹念にチェック。床や天井の状態も確認。ボックスやポケットなどは、内部も見る。ボックスの蓋やエアコンの吹き出し口など、可動部の破損にも注意。ウォッシャブルラゲッジボードや引き出し式ラアンダートレイの状態を見て、ウォッシャブルダブルラゲッジの取り外しなども試しながら、隅まで細かくチェックしよう。

  • 日産 エクストレイル (室内1)

  • 日産 エクストレイル (室内2)

  • 日産 エクストレイル (室内3)

■車両の情報をチェック

  • 書類

     備え付けの書類は、「車検証(自動車検査証)」で初年度登録年月日や型式などを確認。「保証書」で期限や内容を確認。「車両取扱説明書」の他に、オプションや後付け装備などの使用説明書が揃っていることも確かめよう。
     現車をチェックする時には、「定期点検整備記録簿」の記載内容を必ず確認。車両がどのように使われ、扱われてきたかがわかる。定期点検や消耗部品交換などの時期と走行距離を把握しておけば、車両各部の状態を探る参考になる。最後に点検整備した日付と記録内容も見ておこう。

  • 書類

車両チェックの勘どころ

塗装
●部分的に色調や艶が違う場合は、周辺の状態を慎重にチェック。エンジンルームやスペアタイヤ収納部などは、新車時から外装とは塗色が異なってることがある。●ドアの開口部など、外から見えない部分にマスキング(塗装スプレーの飛沫が広がらないようにするためのカバーを粘着テープなどで留める)した跡が残っていることがある。塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような“直線状の段差”があれば、何らかの理由で塗装している。●部品などに塗料が付着している場合も、周辺を詳しく調べる必要がある。●車種によっては、スペアタイヤ収納部などに、塗装の飛沫が付着しているように見える、新車時から仕上げが粗くなっている部分もある。

取り付けネジ
●ネジ止め(ボルトやナットで固定)している車体まわりの部品を交換する時には工具を使う。ネジの頭の塗装が剥がれていたり、角がくずれていれば、ネジを回している。●ネジの頭が塗装されていれば比較的容易に確認できるが、無塗装ネジの場合は判断しにくい。傷や錆に注意して、関連する近隣のネジや、車体左右の同じ部品のネジと見比べる。

溶接とシーラー
●修理/交換で溶接している(熱を加えた)部分は、錆が発生しやすくなっている。特に床下は、溶接部の塗装の剥がれや浮きに注意する。
●鉄板の接合部分に塗布しているシーラー(隙間を埋める充填材)は、修理/交換で再溶接すると塗り直すので、不自然に見える。●爪で押して、表面が硬くても内部が柔らかい(プチッと表面が割れる)ようなら、新しいシーラーを盛っている。●シーラーは、盛り上がっていたり、窪んでいたり、横方向にヒダがあるなど、鉄板の接合状態やシーラーを塗布する方法によって形状が違っている。不自然に見える部分を見つけたら、車体の左右同じ場所を比べてみる。
●スポット溶接(鉄板の接合部に小さな丸い窪みが並んでいる)を修理工場で打ち直している場合は、直径が小さい、窪みが深い、ずれている(2度打ちした)など、新車組み立て時の状態とは異なる特徴がある。●電気スポット溶接の電極が入らない奥まった部分などは、炭酸ガスアーク溶接に代えることがあるので、スポット溶接の窪みがなくなっていることもある。

立て付け
●外板パネルなどを修理/交換すると、組み付ける際に誤差が出ることがある。隣接するパネルの隙間(チリと呼ぶ)の幅が均等になっていなければ、修理/交換している可能性がある。●バンパーなどは、ぶつけたり、押されてずれることもある。たとえ修理/交換していなくても、隙間が合っていなければ、なんらかのダメージを受けている。●プレスライン(外板パネルを折り曲げている角の線)やモール類(ドアなどに付いている飾り部品)など、外装部品が連なっている線のずれも、立て付けの狂いを見つけるヒント。

■今回の車両のプロフィール

●2007年8月にフルモデルチェンジした「エクストレイル」。最大の特長は、走行機能が進化したこと。運転操作や車両挙動を判断して前後トルク配分を制御する「ヨーモーメントコントロール」を加えた4WDシステム「オールモード4×4-i」を搭載。横滑りを軽減する「VDCビークルダイナミクスコントロール」、滑りやすい路面でスリップしている車輪にブレーキをかける「ブレーキLSD(リミテッドスリップデフ)」、滑りやすい路面の下り坂で車速を制御する「ヒルディセントコントロール」(6MT車を除く)、坂道発進での車両の後退を防ぐ「ヒルスタートアシスト」などを装備。ウォッシャブルラゲッジボードや保温保冷機能付カップホルダーを全車に標準装備するなど、収納・快適・便利装備を充実して使い勝手も向上。エンジンは2.0Lと2.5Lの2種。2.0L車はCVTと6速MTを設定。2.0L車には2WDも設定。2.5L車には6速マニュアルモード付CVTを採用。仕様グレードは、スタンダード「S」と上級「X」を設定している。その後、2008年9月に欧州仕様と同じデザインのフロントグリルとバンパーを装着し、2.0Lディーゼルターボエンジン・4WD・6速MTを搭載した「20GT」を追加。2009年12月に仕様を一部変更とともに「Xtt」グレードを追加。

●2010年7月にマイナーチェンジ。あわせて20GTにマニュアルモード付6速AT車を追加。仕様グレードの設定は、2.0L車「20S/20X」、2.5L車「25X」、2.0Lディーゼルターボ車「20GT」となった。「20S」は、プロジェクタータイプハロゲンヘッドランプ、ウレタンステアリングホイール、マニュアルエアコン、オーディオレス・4スピーカー、防水加工フロア、防水加工天井、ウォッシャブルダブルラゲッジ/ラゲッジボード/ラゲッジアンダートレイ、防水シート、16インチスチールホイールなどが標準装備。「20X/25X」は、オートライトシステム、本革巻きステアリングホイール・メタル調フィニッシャー、本革巻きパーキングブレーキレバー、フルオートエアコン、全席ヒーター付シート(後席中央を除く)、リラックスヘッドレスト、17インチアルミホイールなどを標準装備。「20GT」は、基本的な装備は20X/25Xとほぼ同じだが、ディーゼルのDPF手動再生スイッチとDPF警告灯を備えているほか、オートスピードコントロール装置、速度設定機能付ヒルディセントコントロール(5AT車)、ヒルディセントコントロール(6MT車)、フロントフォグランプ、本革巻きシフトノブ(6MT車)、クロスシート・スウェード調トリコット、オーディオレス・6スピーカー、18インチアルミホイールなどを標準装備。防水シート、全席ヒーター付シート、リラックスヘッドレスト、防水加工フロア、防水加工天井などは非装備で、シートバックポケットは助手席のみとなっている。

■参考車両と同時期の仕様グレード設定(2010.07)

グレード型式シフト駆動
20SDBA-NT31CVT4WD
20XDBA-NT31CVT4WD
DBA-T31CVTFF
25XCBA-TNT31CVT-6M4WD
20GTLDA-DNT316AT4WD
LDA-DNT316MT4WD

●その後、2012年7月にグレード体系を一部見直し、「20GT」は防水シートや全席ヒーター付シート、後席リラックスヘッドレストを標準装備している。

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グーネットマガジン編集部

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