|
このパワーユニットはソニカから搭載が始まった、アルミブロックのKF型ターボにインプットリダクション方式の3軸ギヤトレーン構造を採用したCVTを組み合わせたもの。つまり基本はムーヴと同じなのだが、タント用にブラッシュアップがはかられている。というのも、ムーヴとタントではカスタム同士で比べても80kgの重量差があるからなのだ。またこの重量差をカバーするため、足まわりも強化されている。
サスペンション形式もムーヴと同じだが、先代と同じ手法でフロントのショックアブソーバー径を1サイズアップ。それにより、ハンドリングのしっかり感を出している。また重心高が高い分、リヤのバネ長も長くなっている。さらにRSモデルにかぎっては、フロントスタビライザーも装着されている。これにより全高が高くても、キビキビとした走りを実現しているのだ。またブレーキフィーリングがすこぶる良好で、安心して元気な走りが楽しめるのもイイ。
乗り心地的には、何を隠そうターボモデルのバネレートなどはタントのNAとすべて同じなので、タイヤのフィーリング差程度のハズなのだが、やはりターボモデルはよりシャープ。だが、それと引き換えに、道路のつなぎ目などでは硬さが目立つ傾向にある。
さてユーティリティでもRSには新しモノがテンコ盛り。後席天井部にイルミネーション付きのオーバーヘッドコンソールを装備。タオルやオムツなど、足もとには置きたくない物を収納するのに便利な一品である。タントの進化は止まらないのだ。
(文:竹岡圭 写真:中村宏祐)
|