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ボディコーティング
トヨタプリウス

2024年01月30日 22:33トヨタ　30プリウス　202　ブラック　カーコーティング　ガラスコーティング　研磨　下地処理　横浜市　都筑区　青葉区　港北区　川崎市　宮前区　高津区　中原区

ご覧いただきありがとうございます！

コーティング作業は、「洗車してからコーティング剤を塗り込む」だけではありません。
今回は、コーティング剤を塗り込む前に行う「研磨（下地処理）」についてですが、
新車であっても中古車であっても、必ず研磨作業が必須工程となります。
コーティング作業工程の中でも、８割この研磨作業が重要と言っても過言ではりません。

外の明るい場所ではぱっと見綺麗に見えても、作業ブースに入れ外の明かりを遮断し、
蛍光灯を消してディテーリングライトを点灯しボディを照らすと、
外ではわからなかった傷やシミがはっきりと確認できます。

下の写真は、30プリウスのボンネットで車体色は人気の202ブラックです。
202ブラックはとても人気のある色ですが、
細心の注意をしないとすぐに傷が入ってしまったり、シミが出来やすく
非常にデリケートな色なので、お手入れが非常に大変です。

本来、202ブラックはメタリックの入っていない真っ黒な色ですが、
ご覧のように白っぽくなってしまい、細かなキズがグルグルと無数にはいっています。
洗車の度にガソリンスタンドの洗車機に入れていたり、目の粗いタオルで強く拭いたり、間違った洗車方法をするとこのようになってしまいます。
また、ガソリンスタンドの撥水洗車をしたり、洗車をした際、水道水を拭き上げずにそのまま放置してしまうと一発で雨染みが付着します。

下の写真は研磨作業が終わった写真となります。
（コーティング剤はまだ乗せていません）

この状態になるまで、数種類のポリッシャー、バフ、コンパウンドを駆使し、
３～４工程の研磨を行いましたが、この研磨作業で3～4日掛かります。
研磨（下地処理）をしない、もしくは適当な研磨だけでコーティング剤を塗布してしまうとコーティング剤本来の性能は全く発揮されません。

こちらのプリウスは、研磨では除去できない深い傷や陥没してしまったシミがあったので、無傷の状態ではありませんが、十分に黒光りするようになったのでないでしょうか。
塗装の膜厚が十分にあれば、サンディング作業を入れて、
深い傷やシミをもっと追い込むことも可能ですが、その分、膜厚が薄くなります。
お客様はそこまでの作業を望んでいなかったのと、
サンディングするには少々リスキーな膜厚残でしたので、今回は行いませんでした。

これからお店にコーティングを頼もうかとお考えの方は、
依頼するお店に「どこまで細部洗浄してくれるのか」
「どこまでしっかり研磨をして下地作りしてくれるのか」など、
コーティング前の作業工程を良く聞いていただくことをお勧めします。

尚、誤解のないようにお伝えしますが、「研磨をしない＝悪い、良くないお店」
ではありません。
「当店は研磨をしません」「当店は軽研磨しかしません」なので値段が安いのです。
としっかり説明をしてくれて、その内容と金額に十分にご納得できるのであれば、
施工価格の安いお店でコーティングしても良いかと思います。

仕上がりを重視するか、金額を重視するかはお客様次第となります。

また、先程のプリウスではありませんが、
細微洗浄とは、このように細かな個所に蓄積された汚れを除去する作業となります。