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2021年05月31日 21:46スズキ アルトワークス RS/Z エンジンチェックランプ点灯修理2 長野県安曇野市
トラブルシューティング。
今回は診断機ならではのアクティブテストです。
							 
																												
先ずはアイドリング調整。
ISCをパソコン上で動かす事が出来る機能ですが、今回の電子スロットルはISCの場所にスロットルモーターが内蔵されているためISCは装備されていません。その代わり水温などの情報からコンピュータが指示した回転になるようモーターがISCの代わりを務めています。
							 
													
エンジンOH時に脱着と軽く拭いたくらいで何した訳ではないのですが、故障コードの内容から多分スロットルボデー内「非分解部品です」のトラブルであろうと予想しているので、このテストは非常に楽しみでした。
結果は何の問題も無く設定したアイドリング回転に追従していました。
私の予想通りであれば良い時と悪い時があるということになるのですが、非分解部品であるスロットルボデーを分解するのはさすがに気が引けるため、もう少し確認してから判断したいと思います。
							 
													
							 
													
							 
													
							 
													
次は点火時期を上死点前の5°に固定させるテストです。
これは点火時期を調整する時と同じ状態です。
結果は問題なく5°になったのですが、スズキスポーツ製だからか普段の点火時期が進角ぎみです。
燃料増量と点火時期、この二つがパワーアップに必要不可欠な感じがします。
							 
													
							 
													
最後はVVTの作用角変更です。
テスト条件がエンジン回転1800rpm~3000rpmということでアイドリング付近では作動していないということになります。
故障コードは抜きにしてバルブタイミングを変更させているVVTが不調になればアイドリングも高くなるかも知れないとは考えて確認しているのですが、多分調子も悪いはずとも思うので、このあたりが非常に悩ましいところです。
							 
													
							 
													
回転数をテスト条件に合わせ作用角の変更スタート。
エンジン回転が一定に保てないせいか目標の角度を行ったり来たり。
設定角度に近づこうとしているのでとりあえず合格に。
パソコンに記録してある他車の走行データと比較してみます。
							 
													
							 
													
その後データ取りの準備を進めていると、いつのまにか何となくアイドリングが高い状態に。その時の点火時期がかなり進角していたのでアクティブテストをしようと進めているとエラー表示が。
何とスロットルセンサが開いている状態「アイドルスイッチOFF」になっているではありませんか!
アクセル操作していないので基本はアイドルスイッチON「アイドリング状態」なはずなのですが・・・
チェックランプは点灯していなかったのですが、症状的に近いモノを見ることが出来ました。結局エンジンOFFでリセットされてしまったのですが、しばらく試乗してデータ取りをしていきます。
続く
対象車両情報
| 初年度登録年月 | 平成10年 | メーカー・ブランド | スズキ | 
|---|---|---|---|
| 車種 | アルトワークス | グレード | RS/Z | 
| 型式 | GF-HA22S | 
 
				














 
						 
							
 
						