スズキ アルトワークス RS/Z　エンジンOH他10　長野県安曇野市｜車検・点検・修理のグーネットピット

エンジンを分解し点検していきます。

バルブ回り。
バルブスプリングは弱るので交換します。
バルブは異物嚙みこみもほとんどなく当たりも良いため再使用します。

シリンダブロック。
オイルパンのガスケットが純正と違うので、
オイル漏れの修理か何かで一度脱着されています。
クランクシャフトの重り部分が異様にキレイなのも、
一度キレイに磨いた感じがします。
燃焼室が汚れていたので、ピストン頭部も汚れています。
馴染んでいる観点からピストンを交換するのは好きではないのですが、クリアランスが広くなっている時は、クリアランス確保を優先します。

クランクシャフトとメタル。
メタルの状態が良いので軸の状態も良好です。

クランクシャフトメタル「親メタル」の選定。
どこかでも書きましたが、馴染んでいる状態が最良だと思っているので、今回のメタルも交換する必要は無いと言えるのですが、延命という意味では交換した方が間違いないということで新品を組付けます。
F6Aの頃は1種類だけだった親メタルもK6Aは何と5種類！
水冷のR1100「バイク」エンジン同等の精巧さ？です。
クランクシャフトとケースに打たれた刻印からフロント側より黒・黒・緑・黒です。

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