スバル レガシーアウトバック エンジン始動不良｜車検・点検・修理のグーネットピット

いきなりエンジン掛からなくなった。とレガシーアウトバックが入庫しました。

まずは症状確認です。
クランキングはしますが初爆がありません
診断機を繋いでも異常コードは無し＆データをある程度見ました。
燃料系のポンプ駆動回路、噴射系統の信号正常
点火系の作動正常
吸気系の各信号も正常です。

機械的な故障が疑われるのでまずは燃料系から見ていきます。

インジェクター、燃料ポンプ駆動回路の信号は診断機で見ているので
燃料ポンプが動いているかを音で確認します。

動いていません。。

燃料ポンプのコネクターまで駆動回路ONの状態で電気が来ているか、アースは正常か確認します。

12V来ています。アースも正常

燃料ポンプ自体の故障の可能性が高いです。
最後にダメ押しでバッテリーを直接燃料ポンプに繋ぎ動くかみましたが動きません。

燃料ポンプと断定しました。
部品発注をした所燃料ポンプAssyの納期は3月末...
その間車を使えないのは困るとの事で中のポンプ本体のみ在庫がありましたので交換します。

燃料ポンプAssyをバラして中のポンプのみ交換します。

交換後車両に取り付けエンジンの始動確認をします。


あれ？かかりません...
焦りが出てきます..

再度燃料ポンプの音を確認します。
音がしない・・・・

ポンプ本体に電圧は来てるし、ポンプ本体も新品に変えました。
可能性としては燃料ポンプAssyからポンプ本体につながっている配線です。
燃料タンク内にあるので再度ポンプを外して確認ます。

配線が焼け焦げていました。
燃料ポンプ交換の時は基本的に燃料ポンプAssyで交換するのでこの配線も交換します。
今回はポンプのみだったので盲点でした..
燃料ポンプの配線端子も錆？ていたので交換は必須でした。
それにしても恐ろしい
燃料TANK内なので酸素がない為発火はしませんがこれはリコール案件なのでは....?

ハーネスのみの供給は無く燃料ポンプAssyでの交換しかありません
部品は3月末
とりあえず部品が来るまで走れなければなりません。

ワイヤーハーネスのみをリペアしました。
組付け後無事にエンジン始動し、走行できました。
部品が入り次第再度交換します。

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