フィアット　ニューパンダ　ミッション・駆動系修理・整備　フィアットパンダⅢ　走行中Nになる　ギア抜けする　走行中やアイドリング時振動する　デュアロジック分解オーバーホール修理　クラッチ＆対策シングルフライホイールに交換　輸入車修理専門店　｜車検・点検・修理のグーネットピット

アイドリング時の振動が激しくなってきたのと、走行中に時々Nニュートラルになるのが頻繁に発生してきたとの事で、お客様がネットで当店を検索頂き遠方より修理にご来店頂きました。広島市内のフィアットのディーラーを含め数カ所の整備工場から断られて困った様で当店へご来店という事となりました。まずは異常個所を特定するためにトランスミッションを降ろしていきます。

あれこれと取り外してやっとデュアロジック・トランスミッションが外れたところです。

やはりいつもの定番トラブル、デュアルマスフライホイールのセンター破損、（毎回の修理時に思う事で、もうチョット耐久性がある部品をお願いしたいです）同じ方式を採用している他のメーカーだとここまでなりません。

そしてここが重要、クラッチを切る為レリーズベアリングがスライドする部分のスリーブ削れ・・・まあまあヤバいです。本来ならばベルハウジングケース部分も交換が必要なのですが修理予算の関係で今回は交換はしません、クラッチが擦り減ってくるとその内スライドしているベアリングが引っ掛かりを起こしクラッチが切れなくなる可能性がありますが、修理台数の経験上多分大丈夫かと思われますのでとりあえずはこのまま様子を見ながら乗りましょう。

そしてデュアルマスフライホイールから強化軽量シングルフライホイールに交換です、これで二度とこの様なトラブルにはなりません。それから忘れてはいけない当店オリジナルのレリーズフォークの強化対策と油圧シリンダーのストローク不足解消の対策をしておきました、ここの部分が結構重要な所となりまして、いくら新品に取り換えてもこの対策をしておかないとまた同じ様なトラブルが発生します、対策修理内容は当社のオリジナルとなります。修理が終わりテストをし正常な走行ができる事を確認して完了しました。やはりシングル軽量フライホイールのおかげで加速が良くなり走りが蘇りました。SPIRITではこの様なオリジナルパーツ対策部品やオリジナル強化パーツを使い少しでも耐久性を伸ばし長く愛車にお乗りになって頂くためにもお客様をサポートさせていただきたいと思います。

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