ノート　アクセル踏むと異音　ダイナモ　オルタネーター　ベルト　リビルト品　発電｜車検・点検・修理のグーネットピット

お車を運転している時に、異音がするという事で入庫されました。アクセルを踏み込んだ時にエンジンルームの方から”ガォーン”みたいな、表現の難しい異音が出るという事で、整備者と共に音を確認する為に走行してみました。
オーナー様の異音を確認し、車両の点検しながら異音部位を探しました。

電気を作り出す役割のある部品、オルタネーター（ダイナモ）から出ている部品の歯車に少しのガタ付がありました。このガタ付でエンジン音にかき消される事がない程の大きな異音を出していました。この歯車（プーリーとかテンショナーとか呼ばれます）は、エンジンルーム内にある長いベルト（ファンベルト）を動かします。
異音を無くす為には、オルタネーターの交換が必要となります。
中古部品にするのか、リビルト部品（再生部品とも呼ばれます）にするのかをお客様と相談し、リビルト部品に交換することになりました。

オルタネーターを交換する為の作業をする前に、感電やショート等しないよう、バッテリーのマイナス端子を外します。

丸で囲んだ部分、マイナス端子を外し終えたところです。
車に電気が通っていない状態になりました。
外した端子は、車両の金属の部分に接触しないよう、電気の通さないビニールテープ等で覆います。

オルタネーターは　エンジンルームから見えない所に位置しています。
フロントバンパーを外すと、運転席側ヘットライト奥にオルタネーターが見えてきます。
（赤い丸で囲んだところ）

オルタネーターは、エンジンが始動すると、エンジンルームのベルトを伝わってオルタネーターを動かします。オルタネーターから出ている歯車（プーリー）にベルトの溝がしっかり組み合わさっている為、ベルトの空回りも脱落もなく機能し続けます。
異音の原因の場所は、ベルトがオルタネーターを作動させるために通る場所の歯車です。
このベルトを外していきます。
まずは右前側のタイヤを外し、エンジンルーム近くのフェンダーライナーと呼ばれる黒いカバーも外します。

赤い丸で囲ったところがカバーです。
次の画像で、歯車とベルト（赤い矢印）が見えます。歯車は数か所に点在し、大きさも色々なものが車両に取り付けられています。歯車を縫うようにベルトが張られています。青い矢印は、ベルトを見やすくしたものです。
黄色い点線で囲まれたところ、このあたり（画像では見えない）にオルタネーターがあります。
まず、ベルトを外します。

外したベルトです。
大きさをタバコの箱を置いて表現してみました。
かなり長いベルトが取り付けられており、1本で数か所の歯車を回していたというのがわかります。

ベルトが外れたので、オルタネーターを外します。（外している所の画像はありません）

黄色い矢印が、取外したオルタネーターです。丸で囲った部分が、異音の原因の歯車です。
これを、リビルト部品（オルタネーターの外側のケースは中古品ですが、中身は新品という物）に交換します（青い矢印）。
リビルト品は新品よりもかなり安くて、部品補保証も長く付いています。先にも説明しましたが、精密部品の部分が新品になっている為、故障する心配もありません。

オルタネーターとは、車が走行中に電気を作り出す発電装置で、作った電気をバッテリーへ送って貯めるという流れで車が出来ています。

車のバンパーが付いていた位置から撮影した画像です。矢印部分にオルタネーターとベルトが見え、交換作業が終わったことがわかります。
交換は終わりましたが、ここからバッテリーを繋いで、異音がするかどうかも含めた点検作業が入ります。電気がどのくらい発電しているのか、バッテリーへ送られる電気の量や、ベルトの張り具合等、基準値に達しているかどうかを作業者は点検していきます。
全ての項目が適正であり、安全に走行できると判断して、ようやく取り外した部品を取り付け、完成になります。
（完成画像、撮影するのを逃してしまいました。）
オルタネーターの交換が完了しました。

• 交換
• 修理
• 整備
• 点検
• 取付
• 取り付け
• 安い
• メンテナンス
• バッテリー
• ガソリン車
• バッテリージャンプ
• 異音
• エンジン
• 日産
• ダイナモ
• オルタネーター
• リビルト品