- ミッション・駆動系修理・整備
- スズキ ワゴンR
- 費用総額:34,342円
- 作業時間:2時間
2023年03月23日 16:06スズキ MH34S ワゴンR リヤアクスルシャフト交換作業
今回はワゴンRのリヤアクスルシャフトの交換作業です。
鈑金修理で入庫中だったのですが走行中に左の後ろの方からコンッコンッという異音が確認できる状態でちょうど鈑金の修理箇所と同じということもありぶつかった時の影響も考慮して部品出しをしていきます。
ハブベアリングの異音とは少し違う異音だったのでアクスルシャフトの損傷を視野に入れて作業に移ります。
まずアクスルシャフトを抜き取るためにドラムの内部ブレーキ機構を分解していきます。
ライニングシューなどには損傷は見受けられず再利用できる状態でした。
ホイールシリンダーやサイドワイヤーなども取り外してアクスルシャフトを取り外す準備が整いました。
スライドハンマーを使用してアクスルシャフトを抜き取りました。
外したシャフトを見てみると目立って外傷などは見受けられません…
Vブロックを使用してシャフトの曲がりを確認していきます。
Vブロックの上にアクスルシャフトを乗せて回してみると、やはり目視では確認できませんがブレブレの状態でシャフトが曲がっていることが確認できました。
このシャフトの曲がりが異音の原因だと思われます。
新品のアクスルシャフトを準備して組付けていきます。
ハブベアリングやオイルシールも一緒に交換していきます。
新品のアクスルシャフトにベアリング等をプレスを使用して組付けていきます。
組みあがったら次に車両側のオイルシールを交換していきます
スズキのアウターシールは組み付ける際に向きを間違えやすいような形状をしているので十分に注意して組付けていきます。
シャフト側と車両側の準備が整ったらシャフトを組み付けていきます。
オイルシールを傷つけないように気を付けて組付けます。
その後はブレーキを組みあげて、ブレーキオイルのエア抜き作業を済ませます。
エア抜き作業を済ませたらまずリフトに上がっている状態でタイヤを回して異音の有無を確認しました。
この時点で作業前に確認された異音は鳴らなくなりました。
次に実際に走行して確認しました。
こちらも異音が確認されず修理完了となりました。
対象車両情報
初年度登録年月 | 平成28年 | メーカー・ブランド | スズキ |
---|---|---|---|
車種 | ワゴンR | グレード | FA |
型式 | DBA-MH34S |
費用明細
項目 | 数量 | 単価 | 金額 | 消費税 | 区分 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
リヤ左アクスルシャフト | 1.0 | 11,900 | 11,900 | 課税 | 部品 | |
リヤ左ハブベアリング | 1.0 | 1,550 | 1,550 | 課税 | 部品 | |
ベアリングリテーナ | 1.0 | 3,850 | 3,850 | 課税 | 部品 | |
ベアリングスペーサ | 1.0 | 180 | 180 | 課税 | 部品 | |
リヤシャフトオイルシール | 1.0 | 640 | 640 | 課税 | 部品 | |
オイルシールプロテクタ | 1.0 | 100 | 100 | 課税 | 部品 | |
交換工賃 | 1.0 | 13,000 | 13,000 | 課税 | 工賃 |
小計(課税) (①) | 31,220円 |
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消費税 (②) | 3,122円 |
小計(非課税) (③) | 0円 |
値引き (④) | - 円 |
総額(消費税込) (①+②+③) | 34,342円 |