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TVを付けると毎日コロナの暗いニュースばかりで、我々の業界は今のところ大きな影響はないものの時間の問題で色々出てくるだろうと思います。
今回はこちらの車の修理です。

メーターの警告灯の点灯です。
４つくらい同時に点灯しますが、エンジンが冷えている乗り始めに点灯しその後は消えてしまうという症状です。
聞いただけでかなり厄介そうに思います。
とりあえずはメーター単体の不具合を疑いメーターを外しテストします。
メーター自体に問題はありません。

その前に自己診断です。
写真が前後しましたが、入庫時に診断機を繋げて確認しています。
不具合のコードは出ていませんでした。

データも見た感じ特におかしなところがわかりません。
続いてハーネスの点検をし、アースポイントもチェックしていきます。
特に気になるところも見つからないので、資料を取り出して配線図とにらめっこです。

配線図を見ているとメーターの警告灯の中でオルタネーターを介して他のセンサーにも流れていることに気がつきまして、そこを重点的に見ていきます。
そういえば診断機のときの充電電圧を見ると確かに数値が低い！
で、オルタネーターを疑い充電のチェックを。
もしこれが違っていたら診断の沼にハマッていましたね、、、

テストしてみると充電異常が！
ますますオルタネーターが怪しい。
中のダイオードがパンクすると電流の流れが逆流して他のメーターの警告灯が点いてしまってるんじゃないかと推測できます。
実際充電電圧も落ちていますし。

こちらのトヨエースもハイエースと同じで運転席の椅子の下のほうにオルタネータがあり、交換も大変です。

エアコンコンプレサーもずらしてやっとオルタネーターとご対面です。

無事オルタネーターを取り出して、こちらキャンピングカー用の大容量オルタネータのリビルト品を取り付けます。

取り付けて症状が出ないことを確認後、充電のテストをします。
正常に戻り修理完了です。

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