スズキ ＳＵＺＵＫＩ ＭＨ２１Ｓ ワゴンR ターボチャージャー不良 白煙 ターボチャージャー Ｋ６Ａ｜車検・点検・修理のグーネットピット

走行中突然マフラーより白煙が噴き出したため、弊社キャリアカーでレスキュー出動いたしました。

症状確認のため、エンジン始動したところ、マフラーより白煙とエンジン付近でガラガラと音がしていました。異音はエンジン回転数に比例しているようです。
ターボチャージャーの故障の疑いが強いので吸気側からコンプレッサーの点検を行います。

まずはターボチャージャーASSYを外しますが、作業スペースを確保する為にバンパーを外します。

そしてターボチャージャーを固定しているナットを取り外していきますが、各ナットとも常に高温にさらされており緩みにくい為、慎重に外していきます。

ターボチャージャーを単体にして、本体の確認・点検(タービン軸の破損や羽の部分の破損などの確認)を行います。

単体点検の結果、タービンの軸が折れていました。

タービン軸の不良の為、リビルト品と交換です。

ターボチャージャーを取り外した際にインタークーラー側にとてもオイルが溜まっていました。
インタークーラーに溜まったオイルも白煙の発生の原因になるので、インタークーラーも取り外して綺麗に清掃しました。

インタークーラー清掃後も白煙が残っていたので、PCVバルブも清掃しましたら、無事に症状改善しました。

ターボチャージャー搭載車では、エンジンオイルの管理不良やPCVバルブの詰まりなどにより白煙が発生したり、最悪の場合ターボチャージャーの不良に繋がります。
ターボチャージャー搭載車にお乗りの方はエンジンオイルの管理にはご注意下さい。

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