smart 453 セルモーター（スターターモーター）交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

皆様こんにちは
整備担当Hです。

今回はスマート453でエンジンが始動しにくいということでご入庫いただきました。
入庫時の状況としてはセルがどうも弱い感じでした。
一応テスターにて診断すると

スターターリレーのエラー入力がありました。
セル不良により入った可能性が高いですが念のためリレーの振り替え。

右側のスイッチ類を丸ごと外すと奥にあります。
振替後も変化なし、、、
ということでセルの点検！！！と行きたいところですがこちらの453、セルを外すなら交換を視野に入れるしか、、、といえるぐらい取り外しだけで困難です。

エンジンはリアエンジンで全体的に狭い空間に押し込まれたというような印象です。
ちなみに現行型のルノートゥインゴもほぼ同じ構造、部品で構成されていますので作業の流れも同等と思います。
セルモーターの位置ですが中央から上に向かって複数伸びているのがインマニなのですがその内側に抱え込まれるように取りついています。

まずはインマニを外すために各部の取り外しです。
燃料ラインからスロットル、サーモへのウォーターホースなどを外していきます。
厄介なのがインマニの奥側で止まっているボルトが１本あることと外したインマニを動かすためのスペースの確保です。

オイルゲージ周辺の取り外しとエンジンマウントを外し可能な限り降ろすことでなんとかスペースを確保できます。赤い線が付いている先がセルモーターです。
インマニは完全には外れないためここからがかなり大変で大きな知恵の輪となっていました。

今回はリビルト品へ交換です。

取付時も逆の工程と言えばそうですがこれがなかなかすんなりとは行ってくれません。
入れるのもやはり大きな知恵の輪でした。

今回は少し距離が少な目での事例でしたが距離が伸びている場合は同時にサーモスタットの交換がおすすめです。サーモスタットもインマニの下側についている為、消耗品ですが作業工賃としては高額になってしまいます。一度にすることでお得にもなりますのでそれも含めておすすめです！
スマート453やルノートゥインゴでエンジンがかかりにくいと感じている方はぜひ一度ご来店いただければと思います。

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