③ ポルシェ ボクスター 981 車内雨漏れ リアBCM故障 BCM水没 コンバーチブルトップ動かない テールランプ不点灯 システムエラー リアエンドエレクトロニクス交換 配線修理　故障診断　故障修理　その３｜車検・点検・修理のグーネットピット

リアエンドエレクトロニクスECU（リアBCM）水没にて修理中の981ボクスター

前回の続き。


リアBCMにイモビの登録は完了したものの、コンバーチブルトップECUとの通信は途絶えたまま、の続き記事になります。

BCM側のコネクターや配線では問題は確認できなかったコンバーチブルトップとのCAN通信線の点検、コンバーチブルトップECUの電源点検を行います。

諸々点検するも問題なし・・・

リアエンドエレクトロニクスBCMが水没して異常信号が送られ故障してしまったのでしょうか？

こうなるとコンバーチブルトップECU交換に踏み切るしかない・・

コンバーチブルトップECUを交換します。

ECUからデータの読取り後、新品ECUに交換しデータの書き込み。




無事エラーコードが全て消えました！！

しかし・・・
コンバーチブルトップを動かそうとするとまともに動いてくれず、、
途中で止まったり、ラッチフックが動かなかったり・・

再度実測値のデータや配線図を確認しながら故障探求を行います・・・

ラッチフックモーターのマイクロスイッチ、リードスイッチの点検。
問題なし・・

ラッチフック受け側ホルダーのリードスイッチ点検。
こちらも問題なし・・




内装を分解し、中継コネクターを点検。
多少の腐食はあったものの問題なし・・・

その奥を覗くと
フードモーターの位置を検知するホールセンサーの中継コネクターが見えます。

よく見ると・・モーターから中継コネクターまでの配線に恐ろしい青サビ腐食！！

配線を揺するとポロっと外れてしまいました・・・

こちらのターミナルのリペアも行います！

ついでですが、こちらの車両の一部品番のリアBCMでのサービスキャンペーンでのリプログラム情報がありましたので、品番的には対象外でしたが一応リプロ作業も行いました。

完了後
恐る恐るコンバーチブルトップスイッチを操作・・・




不具合なく全て復活！！

エラーやメッセージも無し！！

部品のほとんどが本国オーダーということもあり、お預かり期間が長くなってしまい大変ご不便をお掛けしてしまいました。
無事に修理完了しホッと一安心。


普段頻繁に乗られている車両であれば異変にすぐ気づく事ができ、ECU交換や雨漏れ修理のみで修理を行うことが出来たかもしれませんが、数年間雨漏れにさらされた車両はどこが故障しているか予測が難しい事例でした。




この度は数ある中から当店をご利用頂き誠に有難うございました！
今後とも小さい工場ですが当店をよろしくお願いいたします！！

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