スバルXV　内装除菌&クリーニング（消臭）｜車検・点検・修理のグーネットピット

走行11万キロのスバルXVです。
数か月前に中古で購入されたお客様で、車内の臭いが気になるので何とかしてほしいというオーダーでした。

あらゆるニオイ成分に対応できるように準備をしてお待ちしていたのですが、いざ現車を前にして、大きな課題が浮き彫りに。。

オーナーさんが気になっている臭いを、私の嗅覚の受容体は異臭と感じないみたいで、つぶすべき敵が不明確という状態。

確かに、嗅覚には個人差がありますし、不快なにおいの感じ方にも個人差がありますので、こういった事は今後も出てきて当然だな。。。と思い直しました。

こうなったら仕方がありません。

①今感じるニオイから、除菌で消せる類いの有機的なものを丁寧に消臭する。

②その上で、まだ気になる場合は、ケミカルの力を借りて消臭する。

という2段階で、オーナーに評価して頂きながら進めるしかありません。


では、いつものようにフロアマットの高圧洗浄から。。。

超高性能微粒子ノズルにて、高濃度銀イオン水を噴霧し、表面の菌類を除菌します。

ところが、難問を前に作業に集中するあまり、洗浄工程の写真を撮るのを忘れていました。

途中で撮影したのは、下のリンサーで回収した汚れのみ。。

今回は15リットル以上を使用しました。

もちろん、不純物ほぼゼロの、自慢のRO水を使用しての回収です。

こちらも、自慢のRO水（純水）を使用したスチーム洗浄工程の一コマ。

表面を洗浄するというよりも、シート深部に熱を伝えて除菌するイメージで丁寧に施工します。

乾燥工程の一コマです。

実際は、乾燥させた状態でないと正確な臭いを感じる事が出来ない為、乾かしてはクンクンして気になる部分は再施工する・・・という行程を数度繰り返しました。

やり直しを見越して、車両は1泊2日でお預かりしたのですが、私の感じる臭いはほぼ消せたので、そこでオーナーさんを呼び込み。

実際に見て嗅いで頂いたところ「ゼロではないがだいぶ減っている」とのご評価。

今後、臭い戻りがある事も想定して、ご満足頂けなかった場合は1か月以内の再施工もお約束してお引渡し致しました。

施工したのが12月末ですので、もうしばらくしたら状況をお聞きしてみようと思います。

臭いは、一瞬消せても戻ってしまう事が多いので、今回のようなご依頼に対しては、その時だけでなく、半年程度のスパンで捉え、段階的に施工を繰り返す事も重要です。

元来、当店の車内除菌&内装クリーニングは「除菌で消せる臭いは消しますが、それ以外のケミカルに頼る必要のあるような臭いは、ケミカルを使いたくないので消せません」と堂々とお伝えしているものの、やはりこの様なオーナーさんからわざわざご依頼頂くとなると、出来る事は完全にしたいと思うものですよね。

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