ニッサン　キューブ　内装クリーニング　【東京都江戸川区　FIAT500の販売、修理、パーツ取り付け、銀イオンと純水の車内除菌＆内装クリーニングはピッコロカーズ】｜車検・点検・修理のグーネットピット

日産キューブの車内クリーニング施工です。

リアシートの一部に灯油をこぼしてしまったそうで、臭いを消したいというオーダーです。

カーペットもシートも、全体的に汚れた状態でしたが、洗浄作業は順調に。とても綺麗に、シートもふっくらと仕上がりました。

課題は灯油の臭いなのですが、当店のクリーニングは原則として消臭剤の類いは使用しません。

当店のクリーニングにおいて、消臭手段として取り組んでいるのは、実は「徹底除菌」なんです。

通常は

①銀イオン水による除菌
②アルカリ電解水による洗浄と除菌
③純水高温スチームによる洗浄と除菌

という3段階の除菌を行います。

これは、除菌ニーズにお応えする事はもちろんのこと、私は「除菌こそが根源的な消臭手段」と考えている事が理由なのですが、逆に申しますと、クリーニングと除菌で消せない臭いはそのまま残すと言うのが当店の基本スタンスとなり、ご要望があった場合のみ消臭剤を使用致します。

これは、消臭剤を使用することで不自然な臭いや空気感が残ることが嫌なのと、多くの消臭剤の効果は一度臭いが消えた様に思えても、また復活してしまうことが多いというのが理由ですが、もちろん、本当に良いと思える消臭施工方法が見つかれば、それは採用したいと思っています。

ところが、灯油の臭いというのは、上記の考え方では消せないんですね。
そこで、今回はアルコール系の洗浄剤を部分的に使用して、浸透→吸引を繰り返し行った上で、当店では普段使用しない消臭剤も使用しました。

ただ、バキュームの吸引力や消臭成分が及ぶよりも深いところに臭気の源が染み込んでいるのか、ある一定の効果が出て以降、臭気を完全に消すことは出来ませんでした。こうなると、数日お預かりするか、中古シートと交換するかという手段を取りたいところなのですが、今回はお客様の事情もあり、このままご納車となりました。

消臭も研究課題ではありますが、できる限り使いたくないんですよね。根源治癒的な考え方を取りたい性格なので、臭いを包んだり、他の臭いでカバーするという類いの手段には魅力を感じないのと、何より施工後の臭いや空気感が嫌なんです。
また、私はクルマ屋のせいもあって、消臭剤を使い続けないと消えない臭いがある場合は、臭いの元となる構成部品（シートやカーペットなど）を交換する事も根源的な対処と考えております。

本当に良いと思える消臭剤に出会えるまでは、愚直に根源除去の考え方で行きたいと思っております。

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