- 吸排気系パーツ取付
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2023年05月09日 16:02スズキ スイフトスポーツ マフラー交換
今回の作業実績はスイフトスポーツのマフラー交換です。そう、なんと3連続でZC33Sの社外部品取り付けです。いかに人気のある車種かが窺えます。
取り付けるのはこちらの商品。HKSのスペックLⅡマフラーです。
構成は中間パイプからテールエンドまでで、材質はステンですが純正比でおおよそ半分近い重量と非常に軽量に仕上がっています。
HKSと言えば、車好きならばその名を知らぬ者は居ないと言っても過言ではない程の知名度を誇る日本を代表する老舗チューニングパーツメーカーの一つ。
静岡県富士宮市に本拠地を置き、現在では足回り等も手掛けていますが基本的にはエンジンに強い所謂”エンジン屋”というのが多くの人のHKSに対するイメージでしょう。
社名の由来は創業者である長谷川浩之氏のH、同じく創業時のメンバーである北川五一氏のK、そして創業時に出資協力をしたシグマ・オートモーティブのSとそれぞれの頭文字から取られています。シグマ・オートモーティブと聞いてピンと来る方は、かなり熱心なモータースポーツファンと言えるでしょう。彼等は1973年に日本チームとして初めてフランスのル・マン24時間耐久レースに挑んだレーシングチームとして知られており、同時にBRITZやSARDといったHKSに比肩するほど有名なアフターパーツメーカーの母体にもなった企業なのです。
またHKS自身も、かつては市販車のチューニングに留まらずオートレースやミドルフォーミュラへのエンジン供給、メーカーワークスマシンのエンジン開発・メンテナンス請負、JTC/JTCC/JGTC等の国内最高峰のツーリングカーレースへの自チームでの参戦、果てにはF1用自社製V12エンジンの開発まで手掛けた過去があり、モータースポーツに浅からぬ関わりのある企業だったりします。
中でも有名なのは92年から参戦した全日本ツーリングカー選手権(JTC)でしょう。当時市販車ベースの競技では世界的にも主流だった改造範囲の狭い車両規定・Gr.A規定で競われていたJTCは排気量とターボ係数によって区分されるクラス1~3の3つのクラスが混走するレースでしたが、最高峰クラスに当たるクラス1は他に追随可能なベース車両が存在しなかったことから日産・スカイラインGT-R(BNR32)のワンメイクの様相を呈しており、HKSもその例に漏れずBNR32で参戦。
車体こそニスモから中古で購入したGr.A仕様の完成車でしたが、同じくBNR32で参戦する他のチームの殆どがレイニック(日産工機)製のワークスエンジンを搭載する中HKSは自社でエンジン開発・メンテナンスを行う完全プライベーター体制で戦い、参戦二年目の93年には第三戦・菅生での初優勝を含む三度の表彰台を記録する大活躍を見せます。この二年目に使用された黒/紫/浅緑/赤の四色から成る独特なパターンのカラーリングはHKSの自社製品であるエンジンオイルの缶をモチーフにしたものであり、その後のHKSのレーシングカー/チューニングカーにもパターンを変えながら採用され続け現在もHKSを象徴するものとなっています。
この他にもオートレースでは『ニューフジ』の愛称で呼ばれる200Eエンジンが93年にスズキ・セアのワンメイクになるまで最強のエンジンとして君臨したり、94年に発足したJTCCにはオペルの準ワークス体制で参戦し初年度の開幕戦で二連勝を飾るなど多くの実績を残しますが、2002年のJGTC参戦を最後に国内最高峰レースから身を引いており、現在は本業であるチューニングカーでのタイムアタックに専念している状態です。とはいえ彼らのタイムアタックカーのマシンメイクを一目見れば、レース参戦で培われたノウハウが今も尚確実に息づいていることを察することができます。
というわけで実作業に入りましょう。
まずはリフトで車体を上げ、中間パイプ下を通るセンタートンネルのブレースバーを外します。
続いて中間パイプの取り外し。前後2か所の吊りゴムを外し、マニホールド側・テールピース側のフランジを外せばすんなり外れます。
こちらは純正のテールピース。野暮ったくて見るからに重そうですね。
中間パイプを外せはテールピースは4か所の吊りゴムでぶら下がっているだけなので、ミッションジャッキ等で支えつつ吊りゴムを外していきましょう。テールエンドはバンパーの穴に刺さっているので、念のためバンパーに養生することをお勧めします。また、同じ理由からテールピースは真っ直ぐ下には抜けません。
ここからは取り付け作業。まずは左後ろの吊りゴムのみ、付属の強化品に取り替えます。
細かな付属品。
リングガスケット2個は2分割となる中間パイプに使用するもので、板ガスケットはこれまた分割となるテールピースの左出口に使用するものです。半球ガスケットは純正を使用します。
新しいテールピースは純正と違い片手で保持できる程に軽量なので、一人で作業する場合でもミッションジャッキは不要です。持ち上げながらサクッと吊りゴムを差し込んじゃいましょう。
別パーツとなった左の出口パイプは、位置決めがあるのでこの時点では仮締めに留めてあります。
テールピースを吊りゴムでぶら下げたら中間パイプを仮締めで取り付け、最初に外したブレースバーを取り付けます。
ブレースバーと中間パイプには一定のクリアランスが必要なので丁度良い厚みのものを用意し詰め物をし、テールエンドの方もウエス等で詰め物をしてセンターを出します。各部の位置が決まったら、その状態で全てのフランジを本締めしていきましょう。
取付完了後の写真です。出口の美しい焼け色がレーシーな雰囲気を演出しています。
中間まで換えるだけあって、車検対応品でありながらなかなか迫力のあるサウンドを奏でていました。
対象車両情報
| 初年度登録年月 | 令和1年 | メーカー・ブランド | スズキ |
|---|---|---|---|
| 車種 | スイフトスポーツ | グレード | ベースグレード |
| 型式 | CBA-ZC33S |
