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2021年08月05日 18:18スバル インプレッサWRX 車検整備・補器ベルト/タイロッドエンドブーツ&ロワアームボールジョイント交換
今回は平成9年式 GC8型 スバル インプレッサWRXのご入庫になります。
1992年にデビューした初代インプレッサWRXは、BC5型レガシィRSからキャリーオーバーされたEJ20ターボと4WDシステムのコンポーネントをよりコンパクトなCセグメントクラスの車体に押し込んだ強力なラリーウェポンでした。
WRCデビューは発売の翌年、1993年8月に北欧・フィンランドで行われた1000湖ラリー。前戦のニュージーランドではスコットランドの若き新星、コリン・マクレーが自身とスバルにとっての初勝利を、そしてレガシィにとっては有終の美となる最初で最後の勝利を齎した直後のことでした。
この1000湖で、インプレッサはデビュー戦ながら地元フィンランドのベテラン、アリ・バタネンのドライブによって2位のリザルトを刻み、早くもそのポテンシャルの高さを示してみせます。
そしてデビューから二年後の1995年、コリン・マクレーとカルロス・サインツの二人のレギュラードライバーに託されたインプレッサは大躍進。スバルは初のメイクスタイトルを奪取し、ドライバーズもスバルワークスドライバー同士で奪い合う形になりますが、最終的に新星・マクレーがベテラン・サインツを下し自身初・生涯唯一のドライバーズタイトルに輝きました。
さて、このインプレッサにSTIバージョンが加わったのは1994年のことですが、実は当初はコンプリートカー扱いで純正で改公認の車両でした。今回ご入庫した車両はVerⅣにあたるモデルですが、VerⅢ以降のSTIは通常のカタログモデルとなっています。
さて、本題に入って行きましょう。
今回は車検でのご入庫ですが、ロワアームとタイロッドエンドのボールジョイントブーツに破れが認められました。
タイロッドエンドはブーツ単体で、ロワアームはボールジョイントAssyで交換していきます。
ハブナックルからジョイントを分離していきます。
年式のわりに固着や錆びは少なく、すんなり外すことができました。
外したロワアームのボールジョイントと新品の比較です。
ロワアームはアルミニウム製で、ボールジョイントのテーパー部にはカラーが付くので、こちらを新品に移し忘れないよう気を付けましょう。
こちらは取付後の写真。取付前にボールジョイントのベース側が入る穴をワイヤーブラシかペーパーで軽く磨くと良いでしょう。
キャッスルナットを締め付けたら、割りピンを差し込んでロックするのを忘れずに。
今回は補器ベルト二本も交換致しました。
写真右、リブの山が鋭角に切り立っているのが古いベルトです。ここまで減るとだいぶ危険域なので、早めの交換をお勧め致します。
