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2021年04月09日 16:02ルノー カングー フロントブレーキパッド・ブレーキローター交換
今回は平成17年式 ルノー カングーのご入庫になります。
こちらは初代であるカングー1の後期にあたるモデルで、同社のBセグメントハッチバックであるクリオ1/ルーテシア1とプラットフォームを共有するフルゴネットバンです。
その後の代であるカングー2は「デカングー」の愛称で親しまれる通り、プラットフォームがCセグメントのメガーヌ2ベースとなり車格が大きくなったことから、今なお小柄なカングー1を敢えて選ぶ愛好家も少なくありません。
5や21といった俗に「数字ルノー」等と呼ばれる古いルノーや、カングー1のベースになったクリオ1/ルーテシア1等、昔のルノー車は逆ヒンジボンネットのモデルが少なくありませんでした。とはいえ必ずしも逆ヒンジというわけでもなく、19やフエゴ等は正ヒンジのボンネットです。
さて、本題の整備ですが、今回はフロントブレーキパッド及びブレーキローター交換。
部品はお客様の持ち込みになります。
まず作業前の状態ですが、写真を見ての通り、右フロントローター表面にまるで土星の輪のような跡ができてしまっています・・・
原因はこちら。右フロントの外側のパッドだけが異様に片減りしてしまい摩材が無くなった結果、ローターとパッドのベースプレートが接触してしまっていました・・・
というわけで交換作業に取り掛かっていきます。
ブレーキの造り自体は国産とそう変わらず難しいことはありませんが、使用されているボルトの頭のサイズが国産ではあまり使わないものなので注意しましょう。
まずキャリパーの取外しですが、下側の13mmのボルトを外し、キャリパーを跳ね上げて上側のスライドピンごとキャリパーを引き抜きます。
続いてブラケットの取外しですが、こちらは18mmのボルトが使われています。
ローターはトルクスのテーパーボルトでハブに固定されているので、ショックドライバーで緩めて外します。
右フロントの外/内のパッド残量の比較。内側は4~5mm近く残っているにも関わらず、外側は全く無くなってしまっています。
こちらはは取り外したパッド四枚及び新品パッドの比較。一枚だけ極端に減っているのがよく分かりますが、残っているパッドでも新品の厚みの半分を切っていますね。
傷んだローターと新品ローターの比較。
欧州車の場合ローターの減りが早く表面も荒れやすい為、このような状態になっていなくても基本的にはパッド・ローターのセット交換を推奨しております。パッドのみでの交換は酷いブレーキ鳴きの原因になる可能性が高いです。
作業完了後の写真です。
制動装置の整備は普段以上の注意を払って臨みましょう。最後にブレーキの踏み代出しを忘れずに!!
対象車両情報
| 初年度登録年月 | 平成17年 | メーカー・ブランド | ルノー |
|---|---|---|---|
| 車種 | カングー | グレード | 1.6 |
| 型式 | GH-KCK4M |
