MH34S　ワゴンＲ　リコール作業：リチウムイオンバッテリー交換、フロントスプリング交換、クランクプーリーボルト交換、ウォーターポンプベルト交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回はＭＨ３４Ｓ　ワゴンＲのリコール作業をご紹介します。
今回紹介させていただく４つの作業は当社でもよく行なう作業となっています。

まずはファンベルト（ウォーターポンプベルト）とクランクプーリーボルトの交換を行ないます。
ベルトの関しては耐久性に難があるため、クランクプーリーボルトに関してもやはり耐久性が不足しているとのことで、ガタが出たり、最悪の場合破損することもあるようですが・・・・お粗末な話ですね。

取り外し時にガタの有無等は点検しますが、取り外し後も、クランクプーリーのキー溝周辺に変形やクラックが入っていたりしないか、よく点検します。
当社で作業したうち、１台ですが小さいクラックが入っていた物もありました。

手順書通りの手順、トルクでボルトを締め付けますが・・・・無駄に煩雑な気がします。
部品がまともなら、そんなに気を遣うべき部品ではないと思うのですが・・・・
ディーラーにＴＥＬで確認したところ、ディーラーでも手順書通りの作業はしないこともあるようです。

写真では分かりにくいですが、対策品のボルトの頭中心には紫色のペイントのマーキングがしてあります。

次はフロントスプリングの交換です。
スプリングの塗料の密着性が悪いようで、早期に塗料が剥がれ、錆などにより折損する可能性があるとのことです。

新旧スプリングの比較で、下が新品です。
対策品の下部にはゴム製のチューブが巻かれています。

作業自体は簡単で、初めて作業を行う場合でも１時間もあれば左右の作業を終わらせることが出来ると思います。

最後にリチウムイオンバッテリーを交換します。
部品の不具合によりアイドリングストップしなくなったり、エンストしたりする可能性があるようです。

リチウムイオンバッテリーは助手席シート下にあります。
シートの座面を跳ね上げ、座面下の小物入れ的なトレーを外すとリチウムイオンバッテリーとご対面となります。
交換作業自体は簡単なので省略しますが、私も今回作業したメカニックもシート座面の跳ね上げ方が分からなかったので、一応、ご紹介しておきます。

シート回りを探っても、ロックを解除するようなレバーもなく。乗用車のリヤシートのように座面を引っ張り上げて外すような感じでもありません。

美観を損ねるからか？普段はシートの後方に押し込まれている紐を座面の方に引っ張り出します。

紐を引っ張り上げると・・・・

座面が前方に倒れ込んでシート下にアクセスすることが出来るようになると言った感じです。

一部、特殊工具等が必要な作業を除き、ディーラーさんでなくてもリコール作業を行うことが出来ますので、お気軽にお問い合わせください。

当店では指定工場であることの強みを活かした立ち会い車検を実施しており、上の写真は当店の車検の基本料金表になります。

実際に車検にお越しいただいた際の具体的な時間の流れについては下記のリンクを

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