トヨタ　ヴェルファイア　エアコン不調　時々冷えない　保証修理｜車検・点検・修理のグーネットピット

３月に自社で販売した中古車、H21年式ヴェルファイアがエアコン時々効かないとの事で入庫。
現車を確認するも、症状は出ておらず、室内はキンキンに冷えている状況です。
ガスゲージを取り付けて点検してみると、高圧側が2.5ｋｐａと異常値を指示。
コンデンサの目詰まり、コンプレッサー圧力異常の判断。
販売時にしっかり中古車保証に入ってもらっていたため、コンプレッサ・コンデンサ・エキスパンションバルブの３点セットで交換します。

まずはコンデンサーの取外しです。
外してみると、フィンの間に汚れがたくさん詰まっています。
写真ではあまり判らないと思いますが、新品部品と比較すると一目瞭然です。

次にコンプレッサーの取外しです。
ラジエーターを外すと簡単に取り外せます。
自社にはコンプレッサーの単体点検できる設備はありません。
その為今回はリビルト部品と交換です。

最後にエキスパンションバルブの取外しです。
エンジンルームの奥側にあります。
写真の手に持っている方が新品部品です。
コンプレッサー異常で配管内に鉄粉等が巡回していると、
バルブ内のノズルが詰まってしまう為、同時交換します。

部品が全て取り外せたら、配管内の掃除をします。
パーツクリーナーとエアブローで配管内の洗浄です。
配管内が綺麗になった事を確認したら組み付けです。
外した逆の順番で組み上げます。
コンプレッサーを組み付ける再は、オイル量を確認してからの組み付けです。
組み付け後、真空引きをして気密チェック後、ガスを入れていきます。
ガス圧も正常になり、エアコンの効きも良い為、作業終了です。
整備主任者が完成検査をして、洗車後お客様にお渡しです。

今回は保証修理なので、お客様負担はありません。
中古車保証のありがたみを再度確認できました。
お客様にお渡しすると、「無料で修理が出来て、これからも安心して乗れます。」と
お喜びの声を頂きました。
ご入庫、ありがとうございました。

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