トヨタ　カローラフィールダー　ABS誤作動修理　松戸市｜車検・点検・修理のグーネットピット

トヨタ　カローラフィールダー　ABS誤作動するとの症状でご入庫頂きました
試運転してみると確かに信号待ちなので減速していくと、最後にガガガッと
ブレーキペダルに振動が来てABSが作動しているのが分かります('_')
早速にピットに戻りテスター診断をかけますが、エラーの入力はありません

ですがテスターはエラーを確認するだけのものではありません
実測値と言って今現在の車の各センサー値等をリアルタイムで見ることができ
そこから原因を絞っていけることも多々あります(*'ω'*)

色々診断を行った結果、考えられそうな原因を絞り、実測値で測定していきます
写真はABS制御で最も大切な各車輪の回転数を計測するセンサーです
４つグラフがあると思いますが、上から右前、左前、右後、左後の順でならんでいます
写真の赤矢印部に注目すると他の３つのグラフとは多少形が違い、急に立ち上がって
落ちるときは急に数値が落ち込んでいるのが分かると思います
これは右前の回転センサーが極低速域を測定できていない事を意味します
このセンサー値ですとブレーキング時に車輌のコンピューターは右前が突然ロックしたと考えますので
当然ABSを作動させてしまいます
今回はこれが原因でABSの誤作動を起こしていました(ー_ー)!!

更に原因を確定させていきます
右前のタイヤ回転速度センサーを外して確認するとセンサーにサビ大量に付着し、測定しにくい状態に
なっていました(>_<)

センサー自体には異常はありあませんでした　サビを落としてあげるとセンサーの値は復帰しました
しかし写真でも分かるようにブレーキ廻りにはサビが大量発生しています
これでは直ぐにまた新たなサビが付着し同じような状態になってしまいます

ブレーキ廻りを分解し、サビを出来る限り除去していきます

ブレーキローターはサビが非常に酷かったので今回交換を行いました
またブレーキパットも丁度残量が無かったので同時交換です(^^♪
上記の通りサビの付着が原因でセンサー自体は以上ありませんでしたので
センサーはそのまま再利用します

組み付け後試運転を行い、ABSの誤作動が無い事を確認して作業終了です

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