2008　JK　ラングラー　パワーウィンドウ修理｜車検・点検・修理のグーネットピット

JKラングラーのお客様より、運転席のパワーウィンドウ修理を
依頼頂きました。
症状としては、下がったが上がらなくなりそのまま不動との事。

点検すると、モーターのコネクターまで通電が来ています。
モーターに直電をかけるとショートしており、モーターが故障
しておりました。分解するとブラシの金属粉が詰まっておりました。

予算の関係で社外モーターを手配したところ
モーター単品では無くレール一式の仕様だった為
レギュレーター一式交換になりドアの内板を外す
必要があります。
大体の車は、窓ガラスを外す為のサービスホールがありますが、
このラングラーにはありません。
パネルにそれらしい溝があります。(赤丸印)
内側のガラスにヒットしないように、ホールソーで穴を開けます。
すると、ガラスを固定するアタッチメントが見えます。

新しいレギュレーターを取り付けます。
モーターの固定方法が純正とは異なります。
あとは元に戻し、完了となるところでしたが、、、
仮組みして動作確認をすると動きません。
えー！何でだ？通電来ているし、新品モーターは
動いてたし、これはおかしい。

その後、もう一度点検をすると分解直前まで
通電されていたモーターのコネクターに電気が
来ていないことが発覚。
接触不良を疑い、配線に絞り点検すると
見つけました。
ヒンジ部分のコードが断線していました。
配線引き直し、無事に動きました。
今回の原因としてはヒンジのストッパーは布生地で
生地が伸び、開き角度が大きくなってしまい配線が引っ張られ
切れかかっていた。
通電不良を起こしていて点検して際は通電していたが、
作業時のドアの開閉でトドメを刺してしまい配線が断裂、
モーター交換したが動かなかった。という感じです。
モーター自体も故障していたのは事実で
何とも悪いタイミングが揃ってしまいました。
ある意味、断線がこのタイミングで起きてくれたので
お客様にはまた、ご入庫していただく事が
なくなり不幸中の幸いだったのかもしれません。

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