タント　リアハブベアリング交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回はお客様の親戚が異音に気付き点検となりました。
症状は走行中、速度に反応して音が大きくなるとの事でしたので音を確認する為にリフトで点検を行います。
点検の結果は運転席の後ろ側から異音を確認しました。
お客さまにも左右でタイヤの動きの違いと音の違いを確認していただき、今後の危険性を説明させていただき修理でお預かりしました。

この画像はタイヤを外した状態です。
今回故障箇所になるハブベアリングですが例えるならハンドスピナーです！
ハンドスピナーとは少し前に流行りましたおもちゃです（笑）
真ん中を持ったり抑えたりして外側をはじくと勢いよくクルクル回ります！結構長いこと！！
これは中にベアリングが入っていて物質と物質が擦れて摩擦による抵抗を減少させる為の部品です。
これに似た構造が車にも使われてます！
抵抗が少なくなることで走りを良くして燃費もアップしてます。
しかし、この部品もいつまでも使えるわけではありませ。
劣化してくると抵抗が大きくなり音が発生するようになります。
40キロ以上出てる時に少しの音なら早めに修理
音以外にタイヤの動きにガタがある時も早急に修理
20キロ位で音が出たら早急に修理でお預かりです　ここまできたら末期です。
ベアリングが異音を出してるのに放置するとどうなると思いますか？
まずベアリングが分解してタイヤが外れます。そしてブレーキも効かなくなります。
とても重要な部品なので走行中にいつもと違う音が聞こえてきたら点検してもらうようにして下さい。

こちらはカバーとベアリングが付いている部分をごっそり取り外してます。

こちらが取り外した部品でこの中にベアリングが入ってます。
車種によっては今回みたいにごっそり交換ではなくベアリング単体で交換できるタイプもあります。

新品と比較してみましょう。
手前が新品です。やはり数年使用してましたのでサビが出てますね。
金属ですのでサビが出るのは仕方ありませんので、サビが出てるから交換！ということはありません。
度合いにもよりますが。

新品を組み付けます。

こちらの車輌は前回、当店で車検をお受けいただきその時は前後左右4本のタイヤから異常は見られませんでした。
今回は車検後１３ヶ月経過してからの修理となりましたが、車検後すぐに異音が発生するケースもございます。走行中気になる音がある時は遠慮なくお申し付けください。