コンタミチェッカー導入しました｜車検・点検・修理のグーネットピット

「長距離無交換していない車はATFを交換すると壊れる」という事態を、交換前にフルード内の摩耗粉の量を確認することで防げます。

長距離無交換の車でも交換できる工具ではありません。
交換してはいけない車を判定する工具になります。

当店ではATFの圧送交換機や最新のATFCVTF交換機を所有していないので、かなり助かる工具です。

早速、車検のタイミングだった当店のハイエースで実験してみます。
検体としてはバッチリな過走行車AT
現在23万キロ、当店が購入した時点で17万キロ
17万キロまでのATF交換歴は不明。

去年の車検時に、ストレーナー交換＆オイルパン清掃　ATF部分交換（抜けた分だけ交換）　しています。

ポンプでATFを抜きます。
抜きつつ、専用のフィルターにATFを通します。
最後にフィルターの汚れ具合で摩耗度を判定します。

なんだかヤベェ色のATFが抜けました。
すでに赤ですらありませんが、去年部分交換したATFは茶色いタイプだった影響もあるとは思います。

抜けたら、フィルター内のオイルを掃除して判定です。

右が摩耗粉を採取したフィルターになります。左は新品です。

取説にある見本を見比べて判定します。

初めてなので判断が難しいですが、レベル2.5に近いではないでしょうか。

お客様のお車でこのレベルでしたら、当店では交換はオススメしません。
最新のATF交換機があったり、ATCVTのスペシャリストがいるお店なら交換も可能かと思いますが。


ATF/CVTFはこうなる前に定期的な交換をお勧めいたします。

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