車検が安かった？高かった？｜車検・点検・修理のグーネットピット

車検が「高い」「安い」は、どのラインからが高くてどのラインからが安いのでしょうか。

車検の整備については、極論を言えばすべての項目で法定の基準をクリアできていれば、基本整備代や代行費用、諸費用のみでOKです。

中にはそれで良い、と言う人もいるかもしれませんが、例えばタイヤの山が1.7mmしか無かったとします。1.7mmの山はかなり危険な状況ですが、タイヤの山は1.6mm以上あれば車検は受かります。とは言え明らかに2年後の車検まで持たないですよね。そんな時は、見積書にタイヤ4本交換の費用も入れます。

タイヤを4本交換し、ブレーキパッド交換、オイル交換、バッテリー交換、ワイパーゴムの交換も車検に合わせて行えば、そこそこの金額になります。これで車検が高い！は間違いで、仮にこれらの交換部品が無くてもどこかで交換が必要になるので、結局同じことなのです。

また、人によって車検の高い・安いの感覚は大きく異なります。

「自分ではメンテナンスしないし、可能な限り安心して乗りたいので、徹底的に見て欲しい」

と言うお客様に対し、よかれと思って可能な限り車検をお値打ちに…と作業をすると、

「え！○○は交換してくれてなかったの？」

と、逆に失礼にあたることがあります。そのあたりの見極めは、お預かりの際のヒアリングである程度分かります。

また、車検の時にLLC（冷却水）やブレーキフルードの交換をおすすめしないと、永久に交換しない人もいるはずです。車検や点検以の単独でLLCやブレーキフルードの交換依頼が入ることはかなりレアなケースです。かと言って自分で交換する人もほとんどいないでしょう。

基本的に弊社が交換した方が良いと提案したところは、遅かれ早かれ交換することになると思って頂ければ幸いです。

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